雑感:仮面ライダーのはなし

いつの間にか歳を取っていた と思うには早すぎるでしょうか。

洗い物や水回りの掃除をしすぎると、指先が乾燥してしまうことが増えてきました。擦り傷が治りにくくなってきた等もあり、ふと歳を重ねていることを実感することが増えてきました。

ネガティブな話ではなく、むしろ自分もちょっとは大人になったのかなーと、感慨深いものがあります。

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最近、知人に勧められて、仮面ライダーを再履修しています。ファイズは見終わっていて、クウガとブレイドを見ているところです。

仮面ライダークウガが放送されていたのは2000年〜2001年。

当時8歳だった私は、かっこいい戦闘シーンのために毎週見ていました。

大人なって見直してみると、登場人物のセリフやストーリー展開がとても素敵なことに気付かされます。これは8歳では分からないかもw

まだ最終話まで見直してはいませんが、仮面ライダークウガを見て思ったことをつらつらと書いてみようと思います。

大まかな話の流れ

仮面ライダークウガは、主人公が警察と協力しながら、市民を襲う怪人たちを倒す話。主人公は一般人なのですが、事件に巻き込まれたことをきっかけに仮面ライダーに変身できるようになり、怪人との戦いに身を投じていきます。

感想

近年の仮面ライダーに比べると、クウガはこんなところが特徴だなーと思うところを3つあげてみました。

1,ダークな世界観

ストーリーにリアルな感じがあり、絶望感が迫ってくる印象を受けます。

例えば、

- 主人公の知人が怪人に殺されそうになる

- 被害者の描写がある

- 怪人たちの被害にあった人数が、たびたび説明される

などが理由かと思います。

生き延びた被害者がトラウマになっていたり、亡くなった被害者の葬式があったりします。葬式シーンなんか見るとさすがに、実在している印象を受けます。群衆が「うわー」と逃げ惑うシーンよりもよっぽどリアルに感じます。まるで現実のニュースを見ているよう。

また、時間の経過とともに被害者の数が増えていくところからは、怪人たちが映っていないところでも動いているような印象を受けます。もしかすると自分の目の前にも現れるのではという疑いが、0ではないのです。

加えて、ストーリーが進んでも市民は襲われ続けます。事態の収束が見通せず、被害者は増える一方。そんなところも、絶望感が絶えない理由かもしれません。

2,大人向けな印象

とくに、警察のひとが関係者を説得するシーンや、怪人を誘導するシーンを見て大人向けな話だと思いました。上層部が理解してくれない!の悩みは子どもには伝わらないと思うのですよね。また、警察が県をまたいで連携するところも、子どもには何がすごいのか伝わりにくそう。

その点で子どもを置いてけぼりにしている気がします。一生懸命な雰囲気は伝わっても、大人の大変さまでは難しそう。

全体的に刑事ドラマに寄っている印象なので、深夜帯に放送していても違和感なさそうです。

3,勧善懲悪

仮面ライダーシリーズではよくありますが、敵サイドが一貫して悪であることも、クウガの特徴の一つだと思います。

例えば、AIと人類の共存がテーマの一つである仮面ライダーゼロワンでは、敵サイドと味方サイドがしばしば入れ替わります。誰でも善にも悪にもなりうることが強調されている印象があります。(詳しくは視聴してご確認ください)

その点、クウガでは最初から最後まで敵の組織は同じです。昭和の仮面ライダーには悪の組織が登場するという噂(未履修のため不明確)なので、そのオマージュなのかとも思います。

おわりに

働き始めて見直してみると、改めて感じることの多さに驚かされます。

仮面ライダーには名言も多いと思うので、子どもとは異なって大人なりに自分の生き方を見直すきっかけを得られるのではと思いました。

まだ最終話まで見終わってないので、引き続き視聴してみようと思います。

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