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ZX-10Rの画角と位置について説明。

ZX‐10Rの画角とカメラ位置について多くの意見をいただきます。
それらについてご説明していきますので宜しくお願いします。



現在の設定


ZX‐10Rのタンクの前部分にGoPro純正のサクションカップを付け、
そこにGoPRO12+MAXレンズ2を付けています。

画角はMAXviewなので177度。これは高性能カメラの180度とほぼ同じなので、これ以上広い画角撮影は現段階では無理。
後は360℃カメラにするしかない。
360℃カメラは画質が悪いのと、編集作業もかなり増えるため、再び導入予定はありません。


カメラの位置の高さ


サクションカップにマウントを色々つければ高さはいくらでも変えられます。
高くすれば景色もより見やすくなりますし、バイクと景色のバランスも良くなります。
ではなぜやらないのか?

それは
GoProが身体にぶつかる&映像に映る、からです。

通常時のやや脱力した状態なら上半身もヘルメットも映らないのですが、
やはり気合を入れた姿勢や峠、坂道、カーブなどでは簡単にGoProと上半身が接触しますし、ヘルメットも意外と当たったりします。
もちろんぶつかるということは映像に映り込むということなので、絵的にはNGですし、なにより危険です。


直線などでのラフな姿勢で乗ってる映像



アクセルをぎゅっと回し前傾を少し強めた状態。




カーブの時。ヘルメットが大きく映りこみます。


ってな感じで、ヘルメットがちょろちょろ映ると画的には×です、チラチラ入り込む物って「不快」だったりもします。
なのでカメラ位置をこれ以上高くするのは現状難しいのです。

実は

この動画の冒頭でも言ってますが、この日はマウント位置を高めに設定しましたが、上半身とヘルメットの映り込みがひどく、編集で画角を小さく切り取る作業が頻発しました。

画角を小さく切り取るということは、画角が狭くなるということなので、せっかく超広角で撮影しているのにそれが意味なくなるということです。
故に現状ではカメラの位置を高くすることはできません。


そう、現状では。


実は10月の中旬からZX-10Rのカスタムをする予定です。
その中にハンドル交換があります。
おおまかに3~4cmくらいはハンドルが高くなるので、それに交換した後は、
カメラ位置をもう一度高めに設定してチャレンジしてみる予定です。
ただどうなるかは分かりません。


カメラの向き


カメラの向きは水平~やや上向きにしています。
映像的には水平にした方が見やすくはあるのですが、タンクが映り込みすぎるというデメリットがでてきます。

逆に上向きは迫力がある映像が撮れ、疾走感も増すのでメリットが大きいのですが、先に話した【上半身・ヘルメット】の映り込みの原因にも繋がるので過度に上向きにはできません。

この辺はかなり難しい部分ではあります。
丁度いい塩梅で折り合いをつけていく考えです。


他のマウント方法について


他のマウント方法にすれば?と思う方も多々おられると思いますが、
現状ではタンクマウント以外考えていません。
その理由をご説明します。


顎マウント

モトブログを代表するマウント方法ですがこれは完全にNGです。

現在自分は整形外科の先生から
【腱鞘炎およびストレートネック】の診断を受けています。
症状は最初に診断を受けた時に比べるとかなり改善しておりますが、前傾がきついZX‐10Rに顎マウントで乗るとすぐに悪化してしまうので体調上の問題でできません。
医者からもNGをもらってます。

また自分は基本はツーリングでの撮影なので、やはり顎マウントは疲れます。
よくあるモトブログの近所をぶらついたり【100km未満】、
なんかあ~だこ~だ喋ってるエンタメ系【短い時間】での撮影なら良いかもしれませんが自分の場合は走ってる間はずっと撮影しているので、疲労の蓄積も半端じゃないです。

R1の時にやってたじゃないか!と言われるかもしれませんが、
R1の時にやってたせいもあってストレートネックになったので、今後顎マウントはよっぽどの事が無い限りしません。
【ストレートネックの原因の半分はPC作業が原因です】

顎マウントのメリット

・POV視点で臨場感がある。
・良い景色などがあった場合そちらを映せる。
・画角、角度の調整自由度が高い

デメリット
・首振り、視線移動で画角がブレやすいので見づらさに繋がる部分がある
・ライダー自身が疲れる
・カメラつけっぱなしでヘルメット放置は盗難率が倍増する。


有名な方の顎マウントの画角。
この方は身長が高いので良い感じに景色とバイクが映ってますが、
身長が低い人間がやると、バイクだけとか景色だけしか映らない。
があるので、意外と顎マウントもこだわると難しいのです。
【R1の時にとにかく悩みました。景色5、バイク5の画角を探求しつづけてました】


ネックマウント


この動画でネックマウントの画角が確認できます。
調整をかければもう少し見やすくできますが、いかんせんとにかく首が辛いと感じました。
辛いというか痛いのレベル。
今の自分には完全に無理です。
Z900RSの時はずっとネックマウントだったのですが、前傾が加わる事でここまでブレて、なおかつ首の一点に重さがきて辛いとは思いませんでした。

R1に乗ってた時も初期はネックマウントでしたが、やはり辛くてやめた事を思い出しました。
10Rでのネックマウントは今後ありません。


ネックマウントメリット

・バイクを降りた際に装着済のままでも目立ちにくい
・降りた後に取り外しの動作がないので楽
・降りた後にそのまま観光POVなども撮りやすい
・バイクの車種によっては完璧な画角になる

デメリット
・とにかく首の負担が凄い
・どのメーカーも壊れやすい。
・着るウェアによって色々障害がでる【メリットもでる】



わいの尊敬する人。
ネイキッドやアメリカン系、250CCのSSならネックマウントで問題無し!


チェストマウント


今後やる可能性があるマウント方法の一つです。
身体にバンドを巻いて固定するので、ネックマウントや顎マウントほど辛くなく、タンクマウントよりカメラの位置も高くなり自由度が増します。

ライダーの動きでそのままカメラが動きますが顎マウントほど、カメラの揺れもありません。
ただこれのデメリットは、

身体にバンドを巻くのでとにかくダサイんです。

自分もこの方法はR1の時に採用してました。ダサさを隠すために、身体にマウントしてからその上にウェアを着てたのですが、胸の中心にマウントがあるため、今度はウェアのチャックが上まで閉めれません。
夏場はOKですが、これから気温が下がる秋~冬は絶対に無理です。
ゆえに試すとしても来年の春以降になります。

また角度的にはヘルメットが映り込みやすいというデメリットがあります。

これまた有名な方。
この方はチェストマウントで撮影してる事がほとんどです。


チェストマウントメリット

・画角的には中庸な存在
・身体に巻くためブレに強い
・バイクを降りた際も【外す】という動作がないため楽
・顎マウント&ネックマウントよりも疲労は少ない


デメリット
・付けてる見た目が本当にダサイ。
・ヘルメットが映り込みやすい
・乗車姿勢によって撮影位置が変わるため思った以上に安定した画が撮れない。



こんな所でしょうか??
多くの方から画角、カメラ位置について色々言われています。
どうにかみんなが納得できる位置はないものか?と日々考えています。

ですが自分もなんだかんだと2年以上バイク撮影をやってきました。
マウントパーツだけも合計で4万は使ってます。

それくらいR1の時に試行錯誤して勉強してきました。

自身を犠牲にすればもっと見やすい映像は撮れます。
しかし自身を犠牲にしすぎると、事故に繋がり、めんどくささに繋がり、ゆくゆくは事故で死ぬか、事故って障がい者になるか、バイク撮影を辞めるかが必ず待ってます。

そうならないために、どう折り合いをつけていくかはまだまだ考え中です。
10Rを納車してまだ1ヵ月も経ってません。
まだ改善の余地もあるかな?と思ってます。

長い目で暖かく見守っていただければ幸いです。
よしなに。

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