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研究プロジェクト Day4

年も明け、研究プロジェクトも早くも後半に差し掛かった。

前回Day3の時点で、それまで検討してきたビジネス案を取りやめてピボットすることにした。ピボットといってもまるで違うビジネスに変更するのではなく、課題解決の軸はずらさずにサービスを変更させる。

Day3のクラス中はお先真っ暗状態だったが、後半のブレストで糸口を探し、それから1ヶ月間かけてビジネスモデル案を作った。何枚もビジネスモデルキャンバスを描き、ターゲット顧客層へのインタビューを行い、仮説を立ててMVP(Minimum Viable Product)の作成に取り掛かるところまで1ヵ月でなんとかもってきた。Why-How-Whatのフレームでメインメッセージも作ってみた。

最初からずっと課題になっているのが、ニーズはあり競合もそれほど多くないが、マネタイズが難しいという問題。マネタイズが難しいから競合も多くないんだろう。PDCA-Zサイクル(PDCA+絶望)の絶望からは抜け出したが、まだ課題は山積。

そして迎えたDay4。
撃沈とまではいかないが、さらに課題がたくさん見えてきた。

「不変の軸とずれてないか?」
これはビジネスモデルを考えながら薄々感じていたが、軸がずれているというよりは遠回りになっているという認識だ。しかし第3者からみると“最初と言ってること違わない?”と思われても仕方がないくらい分かりにくくなっていた。

「サービス名から実際のサービスを連想しづらい」
こういうのは他者の意見を聞いてみないと自分達ではなかなか気づきにくいというのが分かった。というのも自分たちは色々悩んだ末に“これだ!これいいじゃん!”と思って決めているからだ。

「競合との差別化」
競合分析は手薄になっていた。自分たちの知らない競合がいることも分かった。

「マネタイズ」
最大の難所。収益化もスケールもしづらい。ここを突破するにはアイデア勝負だろうか?

こんな感じでDay4は終了。
次回のDay5では、ターゲット顧客に訴求するチラシなりウェブサイトなりを提示してほしいと言われているが、その前にプロダクトの作り込みやマネタイズへの解も出さなければチラシすら作れない。

考えてばかりいてもしょうがないのでどんどんアクションを起こしていくしかないな。

この記事とても良かったです。
湯浅エムレ秀和さんのnote『シリーズA

これも良かった
原健一郎さんのnote『それってただの機能じゃない?会社になりえるの?

Nice to have(あると便利)ではあるけど、
Must have(なくてはならないもの)ではない。
ペインポイントの深さが鍵。

う~ん。

スタートアップに挑戦する時のマインドがなんとなく分かってきた気がする。デザイン思考のフレームワークとも被るけど、観察してペインポイントを探す→仮説を立てる→試作する→評価する→作り替えるのサイクルを高速で回しつつ、プロダクトの見極めと見切りが大事だと思った。

サンクコストをものともせずピボットできる潔さと、誰に何を言われようがやり続ける粘り強さと、この相反するような性質を併せ持っていることがスタートアップ起業家には求められると感じる。

介護サービスの会社を経営しながら、経営学を学ぶため大学院に通っています。起業前の13年間は特養で働いていました。介護現場と経営と経営学、時々雑感を書いています。記事は無料ですがサポートは大歓迎です(^^)/