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脱競争の家事

「私は○○さんよりも絶対に美味しく料理できる!」
「□□宅よりもうちの方がキレイ!」
「本当は××先生よりも私の方が収納上手!」
などなど…

家事で競争しても無意味です。

そんなつもりで家事をしているのなら、
やらない方がマシです。

家事は簡単に比較できません。客観的に、どっちが優れているか?という判断はとても難しいし、主観を排除した料理の美味い不味いという判定はほぼ不可能。

例えば、「こっちの家の方がホコリが少ない」という判定基準があったとしても、立地や家族構成、生活時間、家具、体質など、いろんな条件が異なったうえでのホコリの測定になる。厳密な優劣判定とは言えない。

家事の基本は自己(自家)満足。

一番大切なのは、自分がその状態で納得できるかどうか?例え、10人中9人が「散らかっている」と思っても、そこで生活している人が「これで不便や苦痛なく過ごせる」と思うなら、それはそれでいい。テレビの収納特集番組をみて、「よ~し!」と掃除や整理整頓したりするけど、しばらくすると、モトに戻ってることがあるのは、それが自分の快適配置だからだ。

自分の家事は、自分が生活の中で形成するもの。誰かのやり方そのままでは上手くいかないし、誰かに押しつけられるものでもない。自分が見付けたものでないと続かないし、自分のモノにならない。他人のやり方でいくらキチンと整理整頓してみても、探し物で余計に時間が掛かったり、これまで以上に引き出しを開け閉めしないといけなくなったりするものだ。

世の中の「一番」という基準が、自分にとって「BEST」ではない。それが家事というものです。家事は、他人と競争するものではない。自分で自分の折り合いを付けるもの。継続的にできる家事こそ、自分のスタイルといえるものになる。

家事は、他者との比較による「一番」ではなく、
自分の「BEST」を目指そう。

家事は脱競争=アンチ・マッチョでいこう。

大切なのは、自分がゴキゲンかどうか?という基準です。
そしてもっと大事なのは、自分だけでなく、

家族のBESTも考え、合わせることです。

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