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<施設編>スポーツ界をサーキュラーエコノミーで再考する: 『社会とサッカー』 02


「社会とサッカー」02は、サーキュラーエコノミーで考える施設について。

サーキュラーエコノミーを聞いたことがある人もない人もいるだろうけど、スポーツ界でもその導入が始まっている。背景には、地球が壊れればビジネスもスポーツも存在できない、つまり、自分たちに未来はないよね、という意識の高まりがある。
スポーツ産業はモノをつくって販売して、施設を建てイベントを催すことで成り立っていて、そのあらゆるところで大量のモノと人が長距離を移動している。問題はそこで廃棄となる資材や排出される温室効果ガスが地球に悪影響を与えていること。実際に長年、W杯やオリンピック等のメガイベントは環境負荷が大きいことが業界内外から指摘されており、主催組織はあらゆる施策を実施している。
スポーツは楽しまなきゃいうエンタメ思考をリセットし、地球を守るためそれぞれが今までの在り方を改め、変わり始めている。
今回はその施設編。

●サーキュラーエコノミーとは
サーキュラーエコノミーとは何かについて、すごくわかりやすいこの記事を。


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一般的に私たちがスポーツ施設(スタジアム)に求めることといえば、試合の観やすさや美味しい食事、誰でも楽しめるインクルーシブな設備だったり、家族や仲間の誘いやすい環境かどうかなど、概ねストレスのない快適な体験ができることだと思う。ストレスをキーワードにするなら、施設は観戦者、選手に対してだけでなく、地球に対してもストレスの少ない建設・運営方法を採用し始めている。

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