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パワーエックス電気運搬船(8/6)

(要約)
パワーエックスは、電気運搬船の運用に注力する。今後データセンターなど、都市部での電力需要拡大が見込まれる。政府は洋上電力発電量を40年迄に30〜45GW目標としているが、深海多き日本では洋上発電技術の革新が求められる。現状、浮体式発電機の開発を進めているが、この度パワーエックスは電気運搬船による電力供給を目指す。船上に96台の蓄電池を置き、1隻あたり60戸年間電力量を運搬できるようにする。コストと建設納期が莫大に必要な海底ケーブルに比べ、低コストに抑えられる。初号船費用と認証にコストがかかるが、本事業が運用すれば、日本に安定的な電力を供給できる。

(考察)
洋上発電の技術が伸びれば、海に囲まれた日本は地形上恩恵を受けやすいだろう。エネルギー産業は永続的な産業だと思う。脱炭素目標期間後も各国継続したGXを進めざるを得ない。AIや宇宙の新産業に劣らず、エネルギー産業も注目を浴び続ける。日本は独自の地形に適した技術開発と、同地形を持つ他国への転用による経済成長を図るべきだ。

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