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こどもってふしぎ。

子ども。
我が子。

もし、幸運にもあなたがいま、
子どもを授かることができたとしたら。
何を教えたいですか?



わたしにも子どもがいます。
ひとりです。
娘です。

子どもというものは
よくよく不思議な存在です。

生まれてきたこと。
そのことが奇跡のカタマリ。
……だったくせに
成長するにつれて
いつのまにか、
そこにいることが
当たり前になっている。

そんな経験、いままでありません。
しかも子どもは独自の世界を持っています。
それは、私たち親からすると
なぜそうなのかまったくというほど
理解の外だったりします。

自分が親だなーとか思うこと?
いや、正直ありますよ?
言葉遣いとか判断基準とかが似てたりすると。
「あぁ、わたしの子どもなんだなぁ」って。
しみじみと。

でもね、それだけです。
その部分を除けばほかはまったく違います。
趣味も。好きな食べ物も。
なにもかも。
顔だって人から言われなければ
そっくりだ、とは思ったことはありません。



わたし、三人兄弟の末っ子として生まれました。
人生で、1度でもわたしの下に新しい生命を
身近に感じたことはありません。
あ、昔飼ってたペットの犬は、それに値するかな。
でも、学生の頃に亡くなりました。

つまり、私の人生ではじめてのことなのです。
わかるはずもありません。
誕生の瞬間から知っています。
成長の過程も知っています。
けれど。
いま、こうして振り返ってみるに。
「この子は、私の子どもである!」
なんて、実感するような出来事は
そうそう起こりません。

日々、こんなことができるのか。
こんなことまでできるのか。
驚きと発見の連続です。
わたしができなかったこと。
いや、大人になってようやくできたことを
いま、彼女は小学生の低学年で体得しています。

そして、すでに私にとっての未知の領域にまで
入っていきました。
私のできることは、ほとんどありません。

強いて言うのなら、
あの子の判断基準を明確化すること。
かもしれません。



子どものうちは経験値が圧倒的に足りません。
なので、よく失敗します。
失敗すると落ち込みます。
まあ図太いほうなのでそれほどかもですが。

ですが、小さいうちの失敗は
時間の観点からするとタイムロスです。

なにせ、大人の何倍ものスピードで
習得できる時期なのですから
失敗よりも成功体験を与えた方が
明るい原風景をより多く与えることができます。

なのでわたしは、失敗する前に、
どうなりそうか予測させることにしています。

つまり、このままだとこうなるけどそれでいい?
というニュアンスです。
〜しなさい!と言って無駄に怒るより
何倍も効果を発揮します。

つまり、これが判断基準を与えること。

あと、わたしがいつも言うこと。それは、
「好きなことはとことんやっていい」
「言いたいことは言っていい」
このふたつ。

社会性を身につけるのなんて
いつでもできます。
そのうち、嫌でも身につくでしょう。
それよりも大事なのは
「じぶんが、いま、なにをしたいのか」
を表現するチカラだと思います。
それは。
子どものうちにやっておかないと
なかなか出来ません。
大人になればなるほど
「恐怖」や「遠慮」が出てくるからです。

「遠慮」とか「配慮」とか
「空気」とかいうものは
まだ覚えなくて良い。

それは、その時にならないと
分からない部分が多いから。

その時、その場所、その立場で
都度学べば良い。

そんなことよりまず自分を表現する力。
そこをとことん鍛えよ。

そして自分の得意なことを

見つけよう。

そのために。

親のわたしはいるんだ。

なぁに、心配するな。

失敗談なら、わたしのほうが多いんだぜ?

きみにたくさんの失敗を教えるためだけに

わたしはたくさんの失敗を

してきたんだから。

このへんに、
わたしの親としてのあり方が、
ありそうですね。

あなたが気づけば
未来が変わる。
あなたの人生の扉が
明日開きますように♪

MUSICAでした♪


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