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今更だけど勇気シリーズ

ここ何日かで読んだ本。

嫌われる勇気と幸せになる勇気

この2冊はアドラー心理学に基づいて書いてある本なんだけで凄く為になった。
スポーツ現場にも活かせる内容が多々あった。

課題の分離

悩みのほぼ全てと言っていい対人関係。

相手に対して感じることは相手の課題であり、自分に感じる事は自分の課題である。

シンプルに言うと相手をコントロールする事はできないと言う事。

例えば自分の考えを相手に伝えた時にアドバイスを素直を聞くのか聞かないのかは相手の課題であり自分にはコントロール出来ないと言う意味だ。

まず最初にコレを踏まえてスポーツ現場でどのようにアドラー心理学を応用出来るか考えたい。

最近起きた現場での出来事
新チームになり1人の選手が監督に怒られ続けている。
何故怒られているかと言うと練習態度、姿勢、主力選手としての自覚の無さ等。
私から見てもその選手は能力が高いし期待されて当たり前の選手だと思う。
ただ怒られた事に落ち込み、切り替えられない。私も何度か声を掛けたがなかなか響かない。
アドラー的に言うと物事は直ぐに過去になり今自分を変えなければコレからも変わらないと言う場面だと思う。
『水辺まで連れて行く事は出来るが水を飲むのは貴方が決める』まさにこの場面だ。

おそらくこの選手は今まで『怒られたくないからやる、褒められたいからやる』の典型的な例だと思う。(多分この選手だけじゃなくスポーツをやってる殆どの人がそうだと思うけど)
じゃあこの選手にはどう言うアプローチが適切なのか?
私の考えはこうだ。
やるのは貴方で俺じゃない。貴方が自分の為になる行動を取ることが貴方のためになるし、チームの為にもなる』と伝えてあげる事しかないと思う。(アドラー的に合ってるのかな?)

そこで怒ったり叱ったりした所でその場は恐怖で支配出来るかも知れないけど『自立』する事は出来ない。
ここでの対人関係の構図としてアドラー心理学では三角柱を用いて解説している。
かわいそうな自分→怒られた選手
悪いあなた→怒った監督

と言う感じだ。
もう一面の見えない部分は
これからどうするか
だ。
この場面で怒られた原因を探しても次には繋がらない。
怒られた事は過去になり今この瞬間を真剣に生きる事が次の瞬間の自分に繋がる。
それに気付いてもらうにはカウンセリングが必要との事が作中に書いてある。

カウンセリングには時間がかかる。
その場で気付いてもらう事を期待してはいけない。
今回紹介した一場面でもアドラー心理学の哲学の要素が詰まっている。
これからもこの哲学を学びインプットして現場でこの哲学を使って選手と接してみようと思う。
自分の課題はアウトプットする事だから。

まとまりのない文章だけど勇気シリーズは勉強になったと言う話でした。

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