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結果は大事。過程も大事。どっちかではないよ。

息子は怒られるようなことをすると笑ってごまかすのに対して、娘は怒られるようなことをすると変顔をで抵抗するのを見て兄弟でこの違いは何からきているのか不思議でしょうがないと思っているむくもみです。


今回はプロセスも結果もどちらが大切なのか?という議論は無意味だよ。というテーマでお話させていただこうかと思います。

それではいきましょう!


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▼まずは結果とプロセスを因数分解する
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よく話に上がってくるのが、結果とプロセスはどちらが大切なのか?という話です。これって仕事やスポーツ、子供の教育に至るまで本当に多くの場面で議論される話題だと思います。みなさんはどう答えますか?

ちょっとズルい話ですが、僕はどちらが大切か?という質問に対してはどちらも大切です。と答えてしまいます。
「そんなん当たり前やないか!」と思われるかもしれませんが、この部分を因数分解してみたいと思います。

まず、プロセスには2種類に分類されると考えています。一つが、【一生懸命努力すること】でもう一方が【何もしないこと(もしくは簡単な準備をする)】です。プロセスにおいてはこのどちらかに二分されていくと思います。というか感覚でわかりますよね。毎日、甲子園に行くために休まず練習を朝から晩までする。そんな選手と、練習に出たり出なかったりで全然努力しない選手。この2人の選手のように違いがありますね。

次に、結果です。結果とは【成功】と【失敗】の2種類しかありませんね。当然です。何を持って成功とするのか?については環境や目指していることによって違うと思います。例えば、先の高校球児達で言えば【甲子園に出場する】という目標のもとにその時間を捧げるのであれば、【甲子園に行くこと】が【成功】であり、【甲子園に行けないこと】が【失敗】になる。これも至極単純な話ですね。

ではプロセスと結果について因数分解していった時に、4つのパターンに分かれます。
①【一生懸命努力】して、【成功する】
②【一生懸命努力】して、【失敗する】
③【何もしない】で、【成功する】
④【何もしない】で、【失敗する】

この4パターンです。

それぞれ順番に見ていきましょう。
①【一生懸命努力】して、【成功する】
これぞ王道パターンですね。世の中の全員がこのパターンで成功することが素晴らしいことだ!って思っていますよね。プロセスも完璧で結果も臨むものを得ることができている。さらには1番重要なことですが、正しい努力を必要量こなして結果を得るという成功体験を積むことができてしまっている。この王道パターンはそっくりそのまま今後の人生にも応用が効いて、他の事象も成功までの道筋を描けるようになる。小さくてもいいから人生のうちにこの成功体験を積んでおきたいと思いますし、君たちにも体感して欲しいと思います。ちなみに僕の小さな成功体験としては日々、練習を重ねて絶対の自信の元に県予選を3連覇した(新人戦・関東予選・インターハイ予選)。みたいな小さな成功体験を持っているよ。今でもあの時と同じかそれ以上の努力量を積み重ねればできないことはないんじゃないか。と思えているよ。この感覚って大切です。

②【一生懸命努力】して、【失敗する】
このパターンも悪くないですね。やっぱり世の中にはどれだけ努力を積み重ねても達成できないことはあるよ。例えばそれは時間が絡むものだね。先の高校球児で言えば【甲子園に出場する】という目標を掲げて努力をひたむきに積み重ねていったとしても、いつまでも挑戦し続けられるものではなくて高校生が終わる時に目指すことを断念せざるを得ない。この時間の制約のある目標に対しては、どれだけ一生懸命に努力を繰り返したとしても達成できないこともある。いつかお金持ちになりたい!みたいな目標だった場合は達成するまでに時間の制約はない(人生全部だから時間の制約はあるといえばありますが。。。)のだから成功する確率は高いと思います。

ちょっと小道に話を逸らすと、インターハイで優勝する。って並外れた努力量と強運が掛け合わさって為されることだから、一説では宝くじに当たる確率より低い。なんて話もあるんです。だから大きな企業はこぞってそういう強運と努力を続けられる人材を好んで登用するって話もあるんですよ。
#小道にそれました

話を戻すと、努力したけど失敗したについては努力する方向や量について改善の余地がある状態にたどり着いた。と言えるんだと思います。つまり次は失敗せずにやれる可能性が高まるってこと。この経験が、大きく見て人生を失敗させる確率を格段に下げる可能性があるってことになります。僕的には長い目で見て、一生懸命に努力して失敗することは人生全体の成功確率を高めることに繋がっていくんだと思っているので、このパターンの経験は他人に迷惑をかけないのであれば沢山、こなしていくべきなんだと思います。精神的にはキツいかもしれないけれど、とても重要だと思います。

③【何もしない】で、【成功する】
これが最悪のパターンだと僕は思っています。これってどんなパターンかというと、単にギャンブルで大勝ちするとか、たまたま宝くじに当たるとか。そういう努力なしでいい思いをしてしまうパターンですね。これを経験してしまうとどうなるか。ということですが、自分は努力しなくても天から愛されているから、なんやかんやで上手くいってしまうんよ。と思いこむことになります。実際、こういうポジティブな思考は悪いことではないと思いますがそれだけでは人生上手くいきません。結局、自分の力で前に進もうとしない限りいつか道は閉ざされてしまいます。努力した経験がないから、問題への対処の仕方がわからない。悪い言い方をする器の小さな人間になってしまいます。ただ、時々、誰にでもこのパターンでの成功は訪れます。大なり小なりなんか、何にもしてないのにラッキーみたいなことです。それ自体は素直に喜べばいいと思いますが、できればそれは一時だけだからすぐに忘れてしまって、努力することを忘れないようにしてほしいと思います。

僕自信、大学生の頃はパチンコやスロットにハマってしまい努力せずに金が増える感覚を覚えてしまいました。
君たちが生まれてやっとこれは失敗だったな。と気がつくことができたと思っています。反省していますが、経験として次に活かそうと思っているよ。

④【何もしない】で、【失敗する】
当たり前や。これが普通です。何もしないから上手くいかない。何もしないから経験値も得られない。これでは人間が成長していかないじゃないか。やっぱり日に半歩ずつでも前に進んでいかないと行けないと思うし、人間に与えられた一番の価値ある資産は時間だと思います。この時間の過ごし方が人生の過ごし方であり生き方なのだから、無駄にするのは良くないよ。っていうことはやっぱり後になってわかることだから何となく聞いておいてもらえればいいです。でも何もしないで、何かを得られることはないよ。


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▼結局のところ。。。
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ここまで話を聞いてくださった方の中には、結局のところプロセスが1番大切でその先にある経験値をとれ。というお説教に聞こえたかもしれません。しかし、ニュアンスとしてはちょっと違くて【プロセス】の先に【結果】があるということは紛れもない事実で、プロセスこそが1番大切!と言い切ってしまうとプロセスに全集中することが目的になってしまい、結果を遠ざけてしまうことになりかねない。例えば、先の高校球児の話でいくと【目標は甲子園に出場すること。そのためにレギュラーの座を勝ち取って俺がみんなを甲子園まで導く】みたいなゴールを思い描いた選手は努力を重ねて3年生になる前にやっとレギュラーの座を勝ち取った。しかし新年度になり新一年生に怪物と呼ばれる選手が入部し、自分と同じポジションだからと怪物一年生が上手く練習できないように後輩や同期を使って画策する。
#最低やな

その甲斐あってレギュラーの座は守れたものの甲子園に出場することは叶わず、そのまま引退。冷静になって考えてみれば怪物一年生とちゃんとした競争をして、その一年生がレギュラーになった方が甲子園に行けたかもしれない。

これって作り話ですけど、ありそうな話じゃないですか?

そんでこれってプロセスの【レギュラーの座】に焦点が行ってしまって【求めていた結果】から焦点がずれてしまっている。結局、この選手の得られた経験値ってなに?ってなってしまう。

だからプロセスだけが大切なわけじゃないんだよ。って話に繋がっていく。

ここまでくると冒頭の説明にあった【プロセス】も【結果】もどっちも大切。がわかってもらえたんじゃないかと思います。

難しい話をしたかもしれないけれど、今までの経験をフル活用して当てはめて考えて見てください。そのうち納得できる時がくると思うから。

それじゃ今日も頑張って。

今日も素敵な1日を。

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