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Think clealyを読んでビックリしたこと

 この頃、私は本屋に週2~3回行ってます。いろんな本が置いてあってどれも面白そうです。そこで自分が一目惚れしてしまったのが Think clearly という本でした。帯に「見識の宝庫だ」などと書かれていて、少し読んで「これはすぐ読みたい」と思い、買いました。

 最初に言っておきましょう。これは様々な考え方のヒントを与えてくれる素晴らしすぎる本です。今回はその中の1つ、「その考え方は自分にとってすごい参考になる」と思ったものをご紹介します。

支払いは先にしよう

 友人は私に対して「短気な側面あるよね」といいます。運転している最中になかなか車が進まなかったり、自転車が壊されて予想外の出費が出たり…。そんなとき確かに私の目つきは険しくなり、口調が悪くなります。なんとか直そうと思ったものの、こればかりは意志で何とかなるものでもありませんでした。

 著者のドベリ先生はこれに対して「起きた出来事は変えられないから、解釈を変えてごらん」というんですね。例えば、ドベリ先生は自分の銀行口座の1つを「寄付金口座」として、予想外の出費はここから払うことにしているそうです。元々、ないものとして作ったところから支払うのは確かに抵抗ありませんね。こういった心の錯覚を利用したトリックを「メンタルアカウティング」というようです。

 また、この本では「ピーク・エンドの法則」という、旅行に行った際に記憶が残るのは「ピーク」と「終わり」だけだという法則を挙げています。もし、最後に支払いが来たら旅行の帰り道はテンションが下がってしまいます。同じお金を失うなら最初にしてしまい、解釈を変えて楽しくしよう。

本を読んでから

 この考えを知ってから、自分がイライラしなくなりました。渋滞していても「一息つけるいい休憩だ」と感じられたり、予想外の出費も専用の口座から出しているので余裕を持てるようになりました。

 今回は52ある思考の道具のうち、1つをご紹介しましたが、他にも素晴らしいヒントがたくさんあります。何か本を読む機会があれば強くお勧めします。


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