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入社1年目の教科書を読んでよかった

 今日は40万人が読んだという仕事の教科書「入社1年目の教科書」を読んでみました。入社を控えている私にとって(コロナでまだまだ先になりそうですが…)目から鱗が落ちることがたくさん書いてありました。中でも特に参考になった箇所を紹介します。

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50点でいいから仕事は早く出せ

 このタイトルは著者が挙げた仕事の三原則の1つを抜粋したものです。他に「頼まれたことを必ずやりきる」「つまらない仕事はない」がありましたが、個人的に「50点でいいから仕事は早く出せ」が意外で、新鮮でした。

 私も含めて、多くの人は課題や提出物を期限いっぱい使って100点満点のものにしようと思うのではないでしょうか。すごくいいものを作ろうとか完璧にしようとするあまり期限に間に合わず、満足できるものにならないこともしばしば…。私も学生の時、学園祭の実行委員で書類や企画の計画案を出す際、期間ギリギリを使って100点満点のものを作ろうとしてました。その結果、出した際にダメ出しを大量に食らったり、修正する時間がなくて満足できるものではなかったのを記憶しています…。

 しかし、著者の岩瀬さんはできるだけ早く50点の仕事を提出し、50点の仕事に赤点を入れてもらってアップグレードをすればいいというのです。仕事で求められているのはいい結果を出すこととスピードです。自分で調べても新入社員では詰まることがたくさんあります。ならば、早い段階でアドバイスをもらって方向転換や修正した方が得策です。

メモの有用な使い方

 また、この本ではメモの使い方についても述べています。社会人になると「メモを取れ」と様々なところで言われるでしょうし、アルバイトでさえ言われることもあります。書いて忘れないようにするためでしょ?どうやらそれだけではないみたいです。

 メモの使い方で「なるほど」と思ったのは「メモを質問するときと復習する際に使う」ことでした。上司や先輩に質問したい箇所がある場合、特に慣れてないことだと、うまく聞きたいことが伝わらないことありますよね。そういったときにメモを見せながらだと、どこまで理解しているのか、どこが曖昧なのかが分かりやすくなります。また、メモしたことは自分が重要だと思ったことが書かれているので、良い復習材料になります。何度もインプットして次の仕事でアウトプットができれば良い仕事ができそうですね。

 この本は社会人1年目を迎える人だけではなく、後輩指導や新人研修を行う方に向けても書かれている本です。これを実践しているかいないかの差はかなり違うと思います。仕事についての心がけを丁寧に分かりやすく説明しているので、まだ読んでいない方はご一読ください!


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