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安全な運転とは何なのか?

 4連休ともあり、各地の観光スポットはたくさんの人で賑わっているようです。今日、私も房総半島にほとんど車にいるドライブをしてきました。海岸を片目に走れる美しい道は車でいっぱいで残念でしたが(笑)。

 しかし、楽しいドライブも終盤に差し掛かるとき、家路に帰る途中で一台の危ない車に遭遇しました。信号の色が変わる寸前に勢いよくやってきたワゴン車が急カーブして右折していったのです。あちら側としては黄色から赤に変わるまでに曲がってしまおうということだったのでしょうが危ないですね。

減らない「危ない運転」

 こういった危ない運転は減ったような気がしません。むしろ増えている気がします。よくあるのは「周囲の確認をせずに車を発進させること」です。駐車場から出るときに歩道に人や自転車が来ることを確認せずに車道へ出てしまうことがよくあります。車の流ればかり気にして歩道を確認しない人が結構いるんですよ。

 私も運転することが多いので気持ちはわかります。車の流れが途切れずに曲がれない交差点やなどでは注意がそこに向きがちです。そこで、私は曲がる際や駐車場から車道に出る際に「歩行者なし」とわざわざ口にします。言えば確認するものです。口にして歩道を確認するという癖をつけるといいかもしれません。

 他に見られるのは「スマホ見ながらの運転」です。罰則がついたばかりですが、運転するドライバーを見ていると5分に1人の間隔で見つけられます。千葉県だけでしょうか?レアキャラではないのです。スピードを出してただでさえ危ないのに、何をスマホで確認するのでしょうか。99%緊急性のない要件でしょう。

安全運転≠無事故運転

 安全運転について考えていると車の教習所で教官から言われたことを思い出します。「無事故運転を安全運転と考えている人がいるが、これはイコール関係ではない」と教えられました。どちらも似たような言葉だと思ったのですが、教官はこの2つの違いを教えてくれました。

 安全な運転というのは道路の秩序を守って走行するか否かが違いであるそうです。たとえ事故を起こしてなくても頻繁にクラクションを鳴らしたり、横断歩道で渡ろうとしている人を見かけても平気で60㎞で駆け抜けてしまうのは安全運転ではありません。周りの人が我慢したり、気を使っているだけで道路交通という秩序を荒らしているのです。

 最近、教習所では外国人の方が多くみられるようで、安全運転するよう伝えると「安全運転とはどういうことか?」と聞かれるそうです。その際に話すのが「秩序を保って運転すること」です。外国ではクラクションを鳴らすことが当たり前のところもありますが、日本では滅多にならせません。事故だけ起こさなければ何をしてもいいのではありません。乗っている人も、対向車のドライバーも、歩行者にも優しく思いやりのある運転が大事なのです。


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