浄土真宗本願寺派の学階
浄土真宗本願寺派では、真宗学・仏教学に通じた者に与えられる学階が5段階あります。
勧学(かんがく)と司教(しきょう)は、教え導く側で「能化(のうけ)」といい、輔教(ほきょう)、助教(じょきょう)、得業(とくごう)は、教えを受ける側で「所化(しょけ)」といいます。これは、宗門最高の真宗学と仏教学の研鑽する集まり「安居(あんご)」において使われる言葉で、安居で講義をするのが「能化」、講義を受けるのが「所化」です。安居に参加できるのは学階保有者に限られています。(聴講は除く)
勧学の任期は終身制であるため、欠員が出ると司教から繰り上げて補充されます。
松原功人議員のブログによると、2011年の段階で「輔教 483名、助教 567名、得業 371名」とのことです。
本願寺派の僧侶は3万人以上いる中で、能化の立場を担う勧学と司教は現在34名です。その中で「新しい領解文」に対して声をあげておられるのは、名前を公表されていない方を含め、勧学は6~7名、司教15名、計21~22名です。
※人数が流動的なのは声明ごとに増えているからです。
※他4~5名は体調不良のため有志の会からお誘いをご遠慮されている方が多数とのことです。
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