石上氏、池田氏の流れを汲む新総局
3月11日、新しい総局が発表されました。
上図のように、荻野総長、日谷総務、弘中総務は「新しい領解文」発布当時の石上総局のメンバーであり、このたび、再び総局に入りました。三好総務と加藤副総務は池田総局に引き続いての入局です。今回、新しく入局したのは、顕心会所属の大河内副総務。以上6名による総局となります。
尚、一信会と顕心会は会派としては入局を断ったようですが、顕心会の大河内議員が副総務に入った事情は分かりません。
また誓真会は今年の1月離合集散があり、是々非々の立場を掲げ再出発した会派ですが、こうして2人が入局し、加えて機構改革本部長に山階議員が再就任したところを見ると、八五倶楽部と同じ指向性を持った会派と見ることはあながち間違ってはいないと思われます。従って新総局は実質、八五倶楽部と誓真会の2会派で構成されたものだと見られます。
荻野新総長は選出された直後の挨拶でこのように発言されています。
前代未聞の白票数以下の票数で選出された荻野新総長にとって厳しい船出と思われます。
今回の総長選挙で白票が半数近くあった原因は、総長候補者が前総局の総長と筆頭総務という「新しい領解文」推進派の2名が総長候補として指名され、推進に対して懐疑的な議員にとっては、選択肢の無いものとの批判からだと見られます。
荻野新総長は選挙後の挨拶で「白票の意味は理解している」と語っています。どのように理解されているのかは不明なままですが、議長が今宗会を総括する閉会挨拶で
と新総長に申し入れされたことの意味を真摯に受け止められ、この前代未聞の白票数以下で選出されたという事態を重く受け止めて総長の責任を果たしていただきたいと願っています。
新総務の中には石上総局時代の宗務の基本方針具体策に「唱和100%」を入れた方もおられる中で、荻野新総長がどのように宗門内の広範な意見を取り入れ問題解決に向けて宗務運営をされるのか注目していきましょう。
現在の宗会会派図
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