5月22日、石上智康総長が辞任することを表明しました。
中外日報によると、5月21日に総長の職を辞任する考えを総局や宗会関係者に伝え、「慶讃法要の円成を機縁として人心を一新し、宗門のさらなる活性化に道を開きたいということ、また体調不良により医師の診断に従って当面、安静療養と健康の回復に努めたい」という理由を挙げています。
新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)に関する問題を残したままの辞任表明となり、その責任はどうなるのでしょうか。ご消息の発布には、「総長及び勧学寮頭の副署」が必要です。発布からわずか5カ月で、その2名が役職交代になります。
今後の流れ
近日中に臨時宗会が招集され石上智康氏の辞任を議会で認める議決が行われます。その後、門主より宗会に対して「総長候補者指名」があり、その翌日の「総長選挙」で次の総長が決まります。ご門主が次の候補者に誰を指名するのか、また、宗会議員は誰を選出するのか。依然として目の離せない状況です。今後は以下の流れで進みます。
辞職して5日以内に宗会を招集して総長を選ばなくてはならない規定です。(総長選挙規定参照)ですから今月中に臨時宗会招集がなされます。