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ポッカリと空いた穴

就職したものの、ずっと我が家で自宅待機を続けていた次男が、とうとう昨日あちらへ移動した。3月半ばから2ヶ月半、こんなに長く一緒に過ごしたのは6年ぶりのことだ。

この6年の間に次男は横に大きく成長し(少しは縦にもかな)、しばらく会っていなかった近所のおじさんに驚かれた。次男がいたおかげでここんところの我が家の食費が激増したのは言うまでもない。

移動するにあたり公共交通機関はできれば使いたくなかったので、車で送って行った。

3月の末に引っ越しだけは一応済ませたが、一度も住むことなくそのままになっていた会社の寮にやっと入ったのだけれど、そこは今年の3月に新築されたばかりの駅近のマンション。ピカピカしてて、こんなところなら私が住みたいくらい。一度も一人暮らしをしたことがない私には羨ましいことだ。でも、常に周りに誰かがいた環境で過ごしてきた私には、寂しくてやってけないかもね(笑)

寂しいといえば、次男が行ってしまった我が家はポッカリと穴が空いたよう。特に長男が寂しがっている。

なんだかんだ言っても、結局仲の良い兄弟らしい。

さあ、これからまた長男と3人の暮らしに戻る。

長男の世話を焼きすぎて、夫に「いい加減子離れしろ」と怒られる日々が、また始まるのだ。




2020.6.1    あづさ





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