仕事の棚卸しと言語化。伝えること。

仕事の棚卸し、言語化について刺さるnoteがあったので。自分自身について思うことをつらつらとメモします。

自分のメイン業務は経理です。経理だったはずです。
今は経営企画・財務・総務・人事がメイン業務となり、実際に経理(仕訳・振込、請求書作成などはやりません。やれません。確認だけです。)からは離れてしまいました。
なぜか心が動きません。

そこで自分の心のリハビリを兼ねて知人のお仕事をボランティアで手助けすることにしました。法人の設立から経理・決算。給与計算から社会保険の加入対応と年末調整。バックオフィス業務はほとんどおまかせいただきました。本当は金融機関対応も引き受けたかったのですが、本業の地域とちょっと離れた地域の為、対面業務は引き受けることができませんでした。そこでインターネットバンキングの開設が遅れ、結果キャッシュフローを掴むまでに少々時間がかかってしまいました。これが最初で最大の失敗でした。

売上や利益、損益もさることながらキャッシュフロー、すなわちお金の流れをしっかり掴むことは経営の基本ともいえ、現金と預金については日々1円単位で認識することが必須だと思いました。ここをないがしろにするとほとんどの場合、色々な意思決定が曖昧な状態で進み、結果大事なところでも曖昧さがで、結果も出せない、利益も出せない、納税もしたくないなど、負の意識が大きく育ってしまう気がします。

個人的な経費は本来経費にできないのですが。法人と個人の線引が曖昧であると、経費にしないまでも出金することは可能です。

本来は売上-経費=利益
その利益-給与=会社の手元現金

本来は給与から個人の支出を行うべきですが・・・

経費の中で仮払いとなる出金が含まれると、さーこれが大変(この仮払の意識や行動が後で払拭するのに時間がかなりかかります)

給与以上の出金を行うことができてしまうのです。知人はバイクや車、飲食に多く出金を(給与内での身の丈になった生活水準以上の出金) 繰り返し、結果損益はあるもののキャッシュフローが大崩をし、現在苦戦を強いられています。

相手に大切なことを伝えるタイミングを逃してしまったことがたいへん悔やまれます。最初から厳しい環境に身をおくことさえできれば、甘えを知らなければ、大崩することはなかったはずなので。僕のミスであり、知人の甘さでもあります。人は往々にして楽な方へ気持ちが流れます。性善説や性悪説では語れない本能の部分です。

またボランティアで行ったことも間違いの原因です。責任が伴わないアドバイスや知識は時として人に刺さりません。むしろ都合よく使われ(ここでは都合よく耳障りのいいアドバイスのみ相手に効果的に伝わってしまった)悪習慣を助長してしまう結果を招いてしまいました。

今は改めて知人と膝を突き合わせて何度も何度もキャッシュフローについての大切さを伝えています。本当に何度も何度も。

これって地方の銀行がむやみやたらに融資貸付を行ったことと似てますね。相手のため、自分のため、銀行のため、経済のため、日本のためなんでしょうけど。結局大きな幸せの輪にならないような気がしますね。

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