『生徒会の一存』の思い出
僕が最も二次元に傾倒していたころのアニメ。
今じゃすっかり名前を聞くことはなくなったが、一時代を築いたといっても決して過言ではないと思う。
メタ発言の応酬。
ギリギリなパロディ要素。
切れ味良いギャグセンス。
それらが見事に調和して、観てるだけで心が洗われるようなアニメだった。
けどね、先に言っておくね。
僕が好きなのは1期だけ。
2期は1話で切ったよ。
あんなんゴミでしょ。
制作会社の変更。
監督の変更。
百歩譲ってこれは許す。
けどさ、声優の変更なんてありえないでしょ。
制作サイドの都合なんて知らねぇよ。
僕の知ってる知弦さんと真冬ちゃんを返して。
ごめんなさい。
熱くなりすぎました。
まあ、こんなことが2期作成にあたってあったわけですよ。
声優事務所の力関係が作用し変更になったとまことしやかに語られているけど、2期のメイン声優がみんな同じ事務所なのをみれば多分これは真実。
この声優変更という悪手がかなり炎上し、円盤売り上げにも相当響いたわけで、それ以降声優の変更はやんごとなき事情がない限りタブーとされるようになったのよね。
声優変更なんて愚行がまかり通って良いはずもないので、しっかりと燃えてくれてよかったのかもしれないね。
と、こんな裏事情みたいな部分ばかり語ってもしょうがないので、内容についての思い出を。
まず、主題歌。
個人的にヒロインに歌わせるタイプの曲で名曲!って思うことは少ないのだが、これは本当に良い曲。
他にはとらドラの「オレンジ」くらいか。
そして登場キャラもかなり魅力的。
まずは主人公。
エロゲーマーでありながら現実世界でもハーレムを築き上げるべく生徒会に入った男。
「みんなと付き合いたい!」と公言する節操なしではあるけど、ヒロインたちと駄弁る時間を作るため、皆に隠れ生徒会の仕事を一手に引き受ける苦労の男。
いや、漢。
どっかの伊藤誠も見習ってほしい。
メインヒロインの桜野くりむちゃんもかわいい。
ポンコツかわいい。
ただただかわいい。
そしてこのアニメ最大の魅力はギャグ要素。
上でギリギリなパロディ要素と書いたが、知ってる人が観れば腹を抱えること必至。
くりむ「嘘だっ!」
このセリフの時のくりむちゃんの顔が↓である。
完全に某ひぐらしである。
こんなネタが1話冒頭からこれでもかと詰め込まれてる。
こんなん面白いって。
今振り返ってみると、少しノリが古臭く感じる部分はあるけど、それでいい。
そういう時代のアニメだから。
たぶん思い出補正かかりまくり。
それでもあの頃の思い出は補正なしに懐古できない。
こんな老害丸出しの言葉が漏れちゃうくらいに。
「昔はよかったなぁ」
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