【あれこれピカソ】第11回
あっという間に10回が過ぎました!
今回は『キュビスム』と新キャラ!
その名もブラック!
なんか戦隊モノみたいですがちゃんとした画家です!笑
では行きます!
【キュビスムって何?】
皆様も美術の時間で聞いたことはあるんじゃないでしょうか。
キュビスム。
でもそれがなんなのかって良く分かりませんよね。
でも、答えは単純です。
キュービック《立方体》
◯◯リズム《◯◯主義》
を合わせて
キュビスムやキュビズムと呼ばれてるだけです笑
つまりキュビスムというのは図形を組み合わせてるような絵ということです。
じゃあ誰がそれを名付けたのかというとピカソじゃないんですね!
ブラックが描いた作品をヴォーセルという批評家が見て名付けたみたいです!
名付けにはピカソ関係ないという笑
次はブラックです!
【ブラック】
前回から出てくるブラックという画家。実はピカソと似たような絵を描いている画家で、仲良くなるのに時間はかかりませんでした!
ブラック作
ブラック作
ピカソ 『アンブロワーズ・ブォラールの肖像画』
上2枚はブラックが描いた作品で最後1枚はピカソです。
そっくりでしょ?笑
それこそ2人で仕事をすることはありませんでしたが、1911年の夏には2人で南フランスにある、芸術家村へ旅行に行くくらいの仲良しだったみたいです!
2人はお互い独自に仕事を続け、その中で成果を話し合ってブラックはピカソから、ピカソはブラックから互いの感性を学ぼうとしました。
同じキュビスムなのに互いに学ぶものがある。
それは、2人がキュビスムをどのように捉えてるかの違いがあったからなのかなと思います。
ブラックは風景画や静物画等の、比較的自由に描けるものを、キュビスムとして描いたのに対し、ピカソは自分が慣れしたしんだ【肖像画】をキュビスムとして描きました。
観点が違う2人だからこそ刺激し合えたのでしょうね。
【私が思うように描くのだ】
こちら何を描いてると思いますか?
テーブルの上にパンらしきものや果物が描かれてあります。確かにそれで間違いありません。
でも、この作品はピカソの名言通り、見えるように描いたのではなく、思うように描いた作品と言えるでしょう。
実はこれ、飲み屋でカーニバルの人間が、テーブルを囲ってる様子を描いたものなのです。
これがその過程です。
なかなか凄く無いですか?
自分が慣れ親しんだ人間や肖像画というモチーフから新たに見えないものを描き出す。
僕自身絵を描いてて思うのは、見えるものをそのまま描いてもダメだなと。見えないものを見える化するのが画家の仕事だなと思うのです。
それをしっかりこなしていたピカソ。ただただ尊敬です。
【まとめ】
いかがでしたか?
ブラックを簡単に説明しましたが、ピカソは自分の中にあるものを模索し変えていくだけじゃなく、他者からも学ぶ姿勢を忘れなかった。
これは今の時代でも凄く大事なことで、学ぼうと思えは何からでも学べるんですよね。
それが幼稚園児だったりホームレスの方だったり。
だから僕は学ぶ姿勢というのはいつでも携えていたいなと思う次第です。
次回は絵に文字が入ります。
絵に文字…果たしてどんな作品なのでしょうか。
お楽しみに!
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