《Preview》2023.03.03 J1第3節 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島
どうも。Ryotoです。
スーパーカップ合わせて無傷の3連勝。
上々の滑り出しをした2023マリノス。
リーグ3試合目の相手はサンフレッチェ広島。
昨年ルヴァン杯合わせ4試合で1勝3敗とボコボコにやられた相手との再戦です。
ってことでいきます。
アタッキングフットボール6年目の進化
サンフレッチェ広島
昨季3位。更にはカップ戦タイトル獲得。
2015年以来のリーグ制覇の期待がかかるスキッべ体制2年目。
キャンプでは4バックも挑戦したとの話題もあったが蓋を開けてみれば継続の3バック。
昨季から大半の主力が残留し、大学日本一に輝いた桐蔭横浜大学から主将を務めた中野の獲得に成功。
一方でジュニオール・サントスや藤井などの主力級選手が退団。
開幕2試合を戦い、特に藤井の退団はスキッべ広島に大きなダメージを与えている。
広島の代名詞と言ってもいい、マンツーマン守備。
昨季から継続でマンツーマン守備を行うにあたって、センターラインのメンバーが変わっていないというのはポジティブな要素である。
前節新潟戦では低い位置をとる新潟ボランチコンビに対して、川村と松本で対応する形であったがシステムの構造や新潟ボランチコンビ佇まいから遅れが出てしまい剥がされるシーンが多く見られた。
後半からは明確にシステムを野津田アンカーの3-5-2へと変更をしハメきれる場面が多く見られた。
新潟戦→マリノス戦の文脈を考えると、
新潟戦後半時のように2トップ、1アンカーとシステム変更をしマンツーマン守備をしてくる可能性も充分あるだろう。
一方攻撃はと言うと、
左WB東、右WB中野の両WBをビルドアップに関与させ相手を引きつける。
相手を引き込み、空いた裏のスペースにシャドーの満田、川村。そしてCFベンカリファでラインブレイク。
中央からサイドに裏抜けすることによって中央の相手DFの枚数を少なくすることが可能。
裏抜けして空いた真ん中には上下動可能の野津田、松本のボランチやシャドーの満田、川村らが侵入。
開幕2試合、そのような形からゴールを奪うシーンは無いがかなりクオリティは高いなという印象。
試合展望
アタッキングフットボール歴6年目
昨季苦しめられたスキッべ広島相手にマリノスはどう出るか。
これまで獲てきた手札をどう使い分けるか。
今季のマリノス全体に言えることである。
これは個人的に思っている事なのだが、今後アタッキングフットボールをしていく中で大幅なアップデートはもう無いのではないか。
勿論、少々のアップデートは行うだろうし行っていかなければならない。
しかし、この5年間で増やせる手札は十分に増やしたのではないだろうか。
その増やした手札を上手く使う、使えるようになるというのが今季全タイトル獲得へ向け必須事項であると考える。
新潟戦のように中央で広島に迷いが出るのであれば西村が自由にボールを受け前進。
中央封鎖外誘導であるならば、浦和戦1点目のようにロペスサポートの右→左で前進。
去年猛威を奮った永戸→エウベルラインで押し込み、必殺水沼クロスからフィニッシュ。
そして今季取り組んでいるGKオビから中距離パスでゾーン1ぶっ飛ばし前進。
ざっと書きあげただけでこれだけの手札がマリノスにはある。
この多種多様な手札を相手にチラつかせる。
相手にとっては何をしてくるか分からない恐怖、脅威になるだろう。
前向きアタックに強いマリノスCBコンビ
2022マリノスを支えたMVP岩田智輝が抜け、守備の再構築を強いられた。
具体的に、後ろ向き対応の回数を減らさなければならなくなった。
CFベンカリファ、シャドー満田、川村らが裏抜けを試みる広島に対し、マリノス守備は前向きでチャレンジの回数を増やしたい。
と言っても
川崎戦、浦和戦以上に背後のスペースを使われてしまう回数は増えるだろう。
その時試されるのが今季挑戦している4-4-2守備。
ロペス、西村を中心にうまく圧力をかける(良い状態で配給させない)ことは今までの2試合以上に求められる。
ざっくりまとめると、、、
うまく制限をかけて良いボールを配給させないこと
ブロック間をコンパクトにし(常に)前向きアタックが出来るようにすること
マリノス守備のポイント。というよりマリノスが4-4-2守備を行うにあたっての必須事項である。
そして、
好調マリノスCBコンビ vs CFベンカリファ
の構図はシンプルにひとつの見物だろう。
おわり
両チームとも立ち上がりの出方には注目してみたいと思う。開幕3試合ぐらいは特に。
何季ぶりか忘れたぐらい遠い昔以来のリーグ開幕3連勝に向けて今季初の三ツ沢に足を運ぶ。
万全の防寒対策をして。
ではまた2週間後。ホーム鹿島戦で会いましょう。
Thanks for reading.
Wrote by Ryoto.