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【25歳がストリートスマートになるための英語術】#21

英語を話せると世界が変わります。日本の文化というのは、世界の一部にしかすぎません。世界の価値観と日本の価値観は違っていることが多いもの。たとえば、アメリカ人は自分の意見をはっきりいうことに価値を見出しますが、日本人は自分の意見を押し殺し、相手を尊重することに価値を見出します。価値観が偏っていると生きづらさに繋がります。英語を学ぶことで視野を広げられ、自分の中の世界を変えられるのです。

少し長いですが、よく『Google翻訳あるし』『AIがやってくれるでしょ』という理論で英語の学習をしない人がいるので、前半で解説します。

AI翻訳に任せれば学習は不要?

結論から述べると、必要性(あなたが何をしたいのか)によります。情報がインターネットを通じて国境を越えてきました。言語の壁はどうでしょうか。ここで大事なのが、英語というツールをどのような場面で利用したいかという事です。僕は社内でも、社外との取引やミーティングでも英語を使う必要がありました。それは世界中の人と仕事をするから。明確な理由です。今までアメリカ人、オーストラリア人、カナダ人、イスラエル人、モンゴル人、タイ人、韓国人、中国人、インド人、様々な国の人とビジネスをしてきましたが、全て英語です。その時、英語を話せない人もいましたが、話せる人がいることでビジネスになりました。しかし、英語を話せる人同士はコミュニケーションを取り、仲良くなり今でも連絡を取り合っています。僕の場合は英語でリアルタイムにコミュニケーションを取る必要があったので、間違いなく自分が英語で会話をする事ができてよかったと思っています。

情報を得るだけであれば、AI翻訳で十分だと思います。しかし翻訳されたコンテンツなどがメインになるので情報としては一次情報を得られる可能性は低くなります。

①情報を見る → AI翻訳でOK
②情報を書く → AI翻訳でOK
③情報を話すアーカイブ映像 → AI翻訳でOK
④情報を交換するリアルタイムの会話 → 学習した方がいい

英語を本気で必要としている④の人が『AI翻訳の発展を待っていればいい』と考えるのは危険です。この考えに行き着く人は本気で英語というツールを必要としていません。完璧な同時通訳ができないので今は学習した方が早いです。ロジックとして、技術の発展を待つ事はできます。ただし、技術の発展を待っている間に機会損失している事をあなたは許容できますか?僕はできません。少し論点がズレますが、自分でできることなのに技術の発展に身を任せて待ちの姿勢でいるという事が危険だと言いたいです。『宇宙に行く』という事は、今の自分一人ではできません。なので技術の発展を待つ意味も分かりますが、英語の学習は今すぐできるので。本気の人は今すぐ学習するはずです。なので、前述した通り『AI翻訳の発展を待っていればいい』という人は本気で英語というツールを必要としていません。

あなたは、食材が家に無い時夕食をUberEatsなどのフードデリバリーに頼ります。ただ、彼らのサービスが無かったらどうしますか?今すぐ家を出て歩いて食材を買いにいきますよね。コンビニでカップラーメン買ってお湯注げば今すぐ食事にありつけます。それを、UberEatsを待っていたからご飯が食べれなかったという外的要因のせいにして、餓死するはずありません。英語だって本気であれば、外的要因のせいにせず、自ら今すぐ学習するはずです。

英語を学ぶ事を本気で考える人は、本気で機会を求めているか、本気で必要な環境にいる人なのです。そうじゃない人はAI翻訳の技術発展を待っても何ら問題無いですし、リアルタイム通訳が可能になり大衆化される約10年後などには英語をツールとして利用できるようになるのではないでしょうか。

英語上達方法のコツはアウトプットを重視すること

日本の義務教育上の英語学習は、インプットばかりでアウトプットをほとんどしません。しかし英語を上達させるためには、アウトプットが重要です。目安としては、インプット3に対して、アウトプット7が理想です。
科学的に効果があるとされているのは2つ。「シャドーイング」と、「スクリプトリウム」です。シャドーイングとは、外国語を聞きながら声に出して再現するというもの。英語教育の世界では定評のあるものです。たとえば、海外の映画を見ながら、登場人物が発する言葉をなぞって自分でも発声してみてください。効果があるのは1回あたり、15分ですが、自分のレベルに合わせて分数を変えても良いです。2つめのスクリプトリウムは、外国語の文章をひたすら写していくというもの。文章を声に出して読み、文章に出てくる単語を読み、自分が書いた文章をさらに読むことで外国語に対する耐性が上がり、英語への抵抗がなくなります。

英語の本を多読する

英語を話すより、リスニングや読み取ることを重要視したい人は英語の本の多読をおすすめします。日本の研究に、中学校から多読をさせたグループと高校生で多読を始めていないグループを比べた研究があります。多読をしていた中学生はリスニング、文法、読解力などさまざまな分野で高校生と比べて、60%ほど成績が上回るという結果に。とにかく英語の本を読みまくることで、英語に関するさまざまなスキルが飛躍的にアップするのです。英語を話すことに抵抗があるという人にはぴったりの学習方法です。

参考: ACTA Press

最短の道は環境を変えること

英語を話せるようになるには、環境を変えることが近道でしょう。たとえば、英語の全く話せなかった人が留学をして日本に戻ってくると、少し話せるようになっているという経験をした人もいるのではないでしょうか。
なぜ話せるようになったのか、それは、英語を使わざるを得ない環境に身を置いたからです。私たち日本人も、日本語を使わなければ話が通じない国に生まれました。だから日本語が話せるのです。
もちろん英語を使う国に行くのが、英語を上達させる最良の方法でしょう。しかし英語を話せる環境は、何も海外だけではありません。地域の外国人のコミュニティや、職場近くの境界などでも日本にいながら英語を話せる機会ができます。現地の人の英語に直接触れ合って体感することが、一番英語が上達するのです。

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