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*Muse杯*締め切りました

八月の太陽が海に沈むと、ジュっという音が聴こえて星空が広がります。

夜の帳を螺鈿色の銀河鉄道が駆け抜ける。妖精たちの饗宴は夜もすがら。山の縁取りが白んできたら九月の太陽が生まれて朝ぼらけ。セプテンバーといえばEarth, Wind & Fire、口を揃えて「パーリアー!」と歌うミューズたちの肩と腰は揺れる。

さて、Night Songsコンテスト*Muse*の作品募集を締め切りました。最終日の怒濤の応募ラッシュで集まったハッシュタグの数は143。もちろんこれは運営からのお知らせなどを含めた数なので、作品数はもう少しのすくないですが、なんともあっぱれです。応募いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

もうね、心臓がフレキシブル。目頭ヒートアイランド。前頭前野ギャラクシー。アクロバティックな作品読みとコメント添えを繰り返しております。どれもいいんだ、これがまた。『彗星の尾っぽにつかまって』に対する想いを感じるし、「創作」に対する慈しみや情熱を感じる。一つひとつを朗読して、たっぷりと愛でております。

過去に二度、ぼくはコンテスト(教養のエチュード賞)を主催しておりますが、今回はとっても気分が軽やか。なぜならば、選ばなくていいから。グランプリである*Muse賞*を選ぶ広沢タダシさんは、もう本当に大変だと思います。愛が凝縮して真珠になったような粒ぞろいの作品たちの中から一つ選ぶわけですから。一応、ぼくも「プリマドンナ賞」を選ばせていただきますが、グランプリに比べたらカジュアルです。われながら〝『真夏の夜の夢』のロビン・グッドフェロー〟とはよく言い得たものだと思います。トリックスターとして盛り上げる役割がとても楽しかったです。

みなさんもこちらのマガジンから応募作品をご覧ください。

さて、重要なことは結果発表の日程です。九月の下旬を予定していますが、まだ正式な日程は決定しておりません。これから広沢さんと打ち合わせをしてみなさんにお知らせしようと思います。ただ、決まっているのはオンラインでの発表になるということです。YouTubeライブなのか、クローズドな空間を共有するためにzoomで開催するのか。でも、参加した人に特別な時間を体験してもらうためにzoomでできたら楽しいですよね(と、ぼんやり考えております)。

さて、それからぼくが最大の感謝を送るのは運営メンバーです。「気分が軽やか」というのは〝グランプリを選考しなくていい〟ということだけではなく、「Muse杯のグッドフェローズ」の存在が大きい。

マリナ油森さんには、企画を進めることの相談をさせていただきました(そして、結果発表までのことをこれから深く相談していただきます)。すーさんはMuse杯のコンテスト応募方法のオペレーションを記事で書いてくれたり。深澤さんは参加者の作品をTwitterでシェアしたり音声配信で状況を伝え手くれたり。千ちゃんは、愛情たっぷりのまとめ記事を書いてくれました。

【Goodfellas】

それぞれに仲間をサポートし合って、コンテストを盛り上げてくれたこの4人に最大の感謝を送ります。

そして、運営チームは募集締切からが本番がはじまります。以前、今回のコンテストのテーマはここに書きました。

1.広沢タダシさんの『NIGHT SONGS』を応援したい。
2.文章表現以外のクリエイターさんとの交流。
3.クリエーション×クリエーションの対話。
4.クリエイターと共に「プロモーション」について学ぶ。
5.コミュニケーションデザインとチーム作り。
6.noteの内と外をつなげる。

この全てを形にしていくことに力を注いでいきます。参加しくださったみなさんが楽しんでもらえるよう、結果発表までの時間を盛り立てていく所存であります。

例えば、どんなものがあるのかというと……

応募作品を読み込み、全作品紹介する動画を収録してアップロードしていきます。こちらはすーさんが紹介記事を書いてくれているので少々お待ちください。

深澤さんは音声でMuse杯のことをわかりやすく紹介してくれています。

千ちゃんはInstagramでビジュアルに特化した作品を紹介。随時、追加していき、noteやTwitterではない場所で広めていきます(フォローよろしくね*)。

また、素敵過ぎると話題のまとめ記事。こちらをコンプリートしていただきます。

ぼくは、ぼくなりの方法でMuse杯に関わる楽しいことを形にしていきます(とりあえず、全ての作品をTwitterでコメントを添えてシェアしますね※原則としては1人につき1作品です)。


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そして、最後にエキシビションの作品を紹介します。なぜ〝エキシビション〟なのかというと、広沢タダシ本人が出演しているから。

映画監督の儘田聡さんの作品です。押井守賞などを受賞されている監督さんで、ぼくの店の『生きるためのカレー』のPVなども撮影してくださった方です。Muse杯の開催を知り、手を挙げてくれました。電波の届かない山奥へ行き、撮影をしました(僕も同行したよ)。そして、『彗星の尾っぽにつかまって』からインスピレーションを受け、ミュージックビデオを作成してくれました。

広沢さんの透き通った歌声や詞の世界観は神秘的な風景がよく似合うんですね。うっとりと見とれてしまいました。

それでは、部屋のあかりを暗くして、静かな空間でご覧ください。また、この場所でお会いしましょう。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。