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しこうをひらく

あたりまえのことなのだけれど。

なんでもかんでも否定するひとは、なんでもかんでも否定する。ひとりでいつもプンスカしていて、だれかのわるいところばかりをならべてる。わるぐちをいうのはかんたんで、できていないことをゆびさしているとあたまがよくみえる気がする。

しこうがせまい。ぎゅうぎゅうでいきぐるしい。それよりもずっとあたまがいいひとは、まずはみとめる。肯定してみてからかんがえる。えがおでほめたり、たりないものはやさしくおしえてあげたり、あたらしいギフトをていねいにおくる。

べつに、「すべてを肯定すればいい」とはいってない。でも、一歩めは肯定してみたほうが、じぶんのなかの世界はひろがる。ふかさにきづくし、おくゆきをしる。それは「しこう」や「ひょうげん」におおきくかかわる。まずは「みとめる」からはじめてみよう。

あいてのことばをうけいれるところからはじまる。一歩めは肯定、そのあとは、じゆうにはんだんすればいい。書くときの「ほねぐみ」もかわるし、話すときの「しせい」もちがう。読むときは「せっきょくてき」だし、聴くときは「だきあう」ように。そのおおきな一歩を、否定か肯定にするかで、とうたつできる世界はがらりと変わる。

世界を肯定するだけで、しこうはひらく。



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