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快楽の扉

いい感じの話し方でおしゃべりしたい。

上手じゃなくてもいい。滑舌が悪くてもいいし、発声が清らかでなくてもいい。声の臨場感やリズムの心地良さがあれば、それがいい。“うまさ”ではなく、不思議と聴いてしまう感覚。

これはきっと文章も同じ。上手じゃなくてもいい。主語がなかったり、「てにをは」がはちゃめちゃだったりしても、なぜか読み進めてしまう文章がある。

ロジカルな快感ではなく、身体的な心地良さ。というのかな。

声の質、選ぶことば、話す内容。表現のクオリティとは違ったベクトルにある、生き方の濃度。何だろうね。成熟していなくとも、フレッシュな感性にだって宿っている。

今はまだ「いい感じ」としか言えない。おしゃべりを浴びるのも、文体へダイブするのも、世界を味わう豊かな体験だ。そういうものを奏でることができる人間になれるといいな。

あなたの「いい感じ」を聴いてみたいな。
快楽の扉を見つけたい。


「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。