1000文字の手紙〈ほんさん〉
ほんさん、この度は第三回教養のエチュード賞にご応募いただきましてありがとうございます。
30代になった今でも考えます。「果たして、自分に正直に生きることができているのだろうか?」ということを。思い描いていた未来って何だったのだろう。「今」がどのような未来につながっているのだろうか。
きっとほとんどの人が、現実に折り合いをつけて、目の前の幸せを追いつつ妥協を繰り返し生きていて。「幸せの在り方」を漆器のように、何度も新しく塗り重ねて調整していく。失敗したり、時々うまくいったり