マガジンのカバー画像

『ロバート・ツルッパゲとの対話』

104
写真家ワタナベアニさんの著書『ロバート・ツルッパゲとの対話』の感想を編んだマガジンです。 『ロバートとベートーヴェンとの対話』を運営するサークルがピックアップしております。担当は…
運営しているクリエイター

#センジュ出版

自分の在り方を考えさせられて唸った1冊

「判断する人が一流かどうかもありますよね」 とある書店のトークイベントに参加した時に、とある写真家の方が言った一言。 私はこの一言に震えた。だけでなく、救われた。 そして、この日のエピソードは、人を救えるかも知れないと思った。 ことの発端は、雑誌の編集をしているらしい中年女性の質問から。 質問の内容は、まとめると「最近の若いカメラマンの出来が悪い」みたいな内容だった気がする。 これだからゆとりは……みたいな空気感が会場に充満し、他の登壇者も「あなたの話を伺う限り、そ

「知らんけど」と「ロバート」の教え

元々は関西弁だったんですね。 私は「知らんけど」に冷たい響きを感じます。責任は取れないよ、何かあっても俺のせいにするなよ、と。でも関西の人にとっては、そこまで重いニュアンスを伝える語彙ではないのかもしれない。 私が「知らんけど」について考えるきっかけになったのは、2年前に発売されたこちらの本。帯の表紙側に「君たちに足りないのは哲学だよ。知らんけど」とだけ書かれていたのです。 もちろんその前から言葉自体は知っていました。会話や文章の中で用いることもあったはず。でも↑を青山

6連休3日目。 猛暑が続き今日もコーヒー飲みながら読書。 ロバート・ツルッパゲを所々を摘み読みしながら再読。何度でも飽きない。そうだよねーとかなるほどとかニヤニヤしながら考えさせられる良本。 #jundo日記 #ロバートツルッパゲとの対話 #哲学 #ワタナベアニ #センジュ出版

センジュ出版の文章講座

2016年から「文章てらこや。」という名前の文章講座を毎月開催している。 まさか自分が人に文章について話す立場になるだなんて、会社を立ち上げてからもずっと思っていなかったし、 正確に言えば今も思っていない。 初めたきっかけは二つ。 一つには(これが大きな、主な理由)、出版という原価がかかりすぎる商売を継続させるために、原価のかからない商品を生み出す必要があったこと。 もう一つには(これは小さな理由。でも、やってみようと思わせてくれた理由)、ブックカフェに「原稿を見てほしい」

本棚 追想

本棚というと、最近会社の本棚に私設本を秘密裏に忍ばせてみた。 センジュ出版の本を隅っこからオセロのごとく、 「ハイツひなげし」 「ゆめのはいたつにん」 「しずけさとユーモアを」 まだこの3冊のみである。 経営書、会計原則 などお堅い本棚がある中に ちょっと異質物の混入。 まだ、気づかれずにいる。 これに今回「ロバート・ツルッパゲとの対話」を挿入してみようと思う。 どんな動きが生まれるのか 楽しみです。 会社に毎日来るかいがあるとい

ロバート・ツルッパゲ

昼勤からの夜勤明けの昼勤が現場都合で中止になって、現場まで行っただけで1日分の日当が出た所謂「いただき」な現場から帰宅。 プラントで纏った粉塵やら合材やら汗やらをシャワー浴びて落とし、人心地着いたところで郵便屋がポストに待ち焦がれていたブツを届けた音がしたんで足取りも軽く取りに行く。 届きましたワタナベアニ著「ロバート・ツルッパゲとの対話」 待ってたのよ。親愛なるアニさんの初著作。本にしようかな?って話は随分前に聞いていて、それがプロジェクトとして始動して、