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哲学ドルチェ

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毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間であ…
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2022年5月の記事一覧

恐怖の在りか

とあるウィスキーのテイスティングイベントに参加したことがある。あるシングルモルトの限定版…

「お誘い」のお誘い

TwitterのSpacesで、自分がホストとなって対話型のインタビューをしている。 「対話パーティ…

Take it easy.

わたしには三つ年の離れた姉がいる。 彼女は、写真が好きで、十代の頃から世界中を旅してそこ…

4630

とある町役場で、4630万円を一人の男性の口座へ誤送金した事件が話題になった。 男性は振り込…

想像のはんちゅうにおさまってたまるか

驚かせたい。 もう、それだけ。技術なのか、発想なのか、思想なのか。何でもいいから、「あっ…

モラルとの闘い

社会には規律と道徳がある。 法のおかげで安全な暮らしができているのだが、同時に“モラル”…

おもしろい人に会う方法

おもしろい人と出会いたい。 わたしの願望を究極的にシンプルにしたら、こうなるのかもしれない。人と対話することも、インタビューすることも、対話の場をつくることも、すべてそこにつながっている。どうすればおもしろい人と出会えるのか。 方法は大きく三つ。一つ目は、お金を持つこと。仕事として依頼する。二つ目は、影響力を持つ。一緒にいると得になる人になればいい。三つ目は、おもしろい人間になる。相手に「この人と会ってみたい」と思われる存在になる。 この三つのいずれかを満たしていればい

記録と手紙の間で

タイムラインに流れてくるnoteを読んでいると、たまに「こんな風に生きるのいいな」と思う人が…

品格とは

人にはそれぞれの品格があって然るべきだ。 「品格」とは、厳かさや品位のこと。礼節と教養あ…

「言わずもがな」には目もくれず

ふと思ったのだが、「美しい」とか「かわいい」とか、だんだん言えなくなっている。 人に対し…

CWTCH&TEULU

クチュ&テーリン こころを込めて抱きしめる。家族をつくるように、ぬくもりと、たくましさで…

わたしの中の、眠るかいじゅう

「迫力」について、あらためて考える。 文章にも「迫力」というものがある。当然、内容に関し…

“死”と暮らす

今日、久しぶりにとある編集者と話した。 いつも人の話を聴く側だったけれど、今回は話す側に…

わからないのは、お互いさまで

相手の言ってることがわからない時、「理解力のない自分が悪い」と感じる場合と「伝達力のない相手が悪い」と感じる場合がある。 その時々で自分のせいにしたり、相手のせいにしたりするのだけれど、実のところどちらにも同じくらい責任があるような気がする。その違いを判断するのは、おそらく“自分がわかりたいかどうか”なのだと思う。 たとえば、夢中になった小説や映画は、受け手を簡単に理解させてはくれない。「“わからない”けど、惹き込まれる」という体験は誰もが知っているのではないだろうか。“