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哲学ドルチェ

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毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間であ…
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2022年1月の記事一覧

哲学ドルチェ

毎日、コーヒーをドリップして飲む時間だけ、考えごとに耽る。 その時、書いた文章を“哲学ド…

獲得する、自分のことば

自分のことばを手に入れる。 それが大事だと思うのです。人と話して、本を読んで、わたしたち…

犬と暮らす

犬と暮らしている。 18歳のビション・フリーゼ、15歳のトイ・プードル、そして最近、生後5ヵ…

書いては、捨てる

書いては捨て、書いては捨てる。 ことばを紡ぎ、捨ててはまた、書き直す。 捨てられた言の葉…

本職は、学習者

どうやら、わたしは学習することが好きなようだ。 人の話を聴いたり、文章を書くことを仕事に…

飛躍する、生き物

人間は、飛躍する生き物。 人間は、思考する。吟味して、工夫して、想像する。だから、間違え…

丁寧に生きること

対話とは、一対一の関係性を築く行為です。 共に紡ぐ、“わたし”と“あなた”の物語。この世界に、それぞれの小さな物語を編み上げてゆく。丁寧に、丹精を込めて。それが、わたしの「対話」による生きる姿勢です。 ことばと遊びながら、もう少し解像度を上げてみたいと思います。「丁寧」とは何でしょう。注意深く、入念に、折り目正しく。そのようなことばがイメージされます。 わたしの思う、「丁寧」とは。 コーヒーを飲んでいる間、書き記していこうと思います。 * 丁寧 一つひとつの所作、

「会った」時のための、下拵え

ここ数日で、何人かと会った。 「久しぶり」の人、リアルでは「はじめまして」の人。生身のか…

「人間」という芸術

コーヒーを飲みながら、ふと思いついた。 「人間」は芸術であり、「営み」は創作である。一人…

ことばの採集

時間を見つけては、TwitterのSpacesで「ことばの採集」という空間を立ち上げています。 集ま…

世界を“物語”で編む

「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 * この文章は、わたしのマガジン『シルキーな日々』…

素直であること

素直であること。 着飾るよりも、自分に嘘をつかない生き方がいい。実力以上の評価はいらない…

手紙にあふれた世界

「会話」も好きだけれど、「手紙」も好き。 相手のことを思い浮かべて、文章を綴る。相手にこ…

「調」える

「調」ということばが好きです。 「調える」、「調べる」、「調べ」、と扱い方は多様です。支度を調えたり、生態を調べたり、音の調べを味わったり。調律、調和、調理、協調、調整、新調……と「良い塩梅にととのえる」という意味があります。「調べる」には「確かめる」という意味もありますが、「良い状態」は何かを一つひとつ確認して整えている様子が伺えます。 本来の“あるべき状態”とは何かを知り、調整すること。複合的な要素を編み上げて、ハーモニー(調和)を生むこと。料理であれば“調理”となり