Chase
例え話の行く末 真空管に落ちた雨
先回りできなかった感情
信じた人が辿る道 それで良かったとなりゃいい
愛想尽くしのこの想い
新世界で誰もヒカル場所を旅する
いつだって触れていたいよ
心隠してさぁ行こう
先立つ者の見る夢 そこに至るまでの苦悩
いつの間にか消えてった情熱
捉えたはずの輝きは向こう側にもあるようで
エントリーを続けなきゃ....
最後は誰もいないよ影が伸びるほう
いつだって揺れてしまうの
心隠して...
適当な言い訳を 並べてやり過ごす日々は捨てて 誰も知らぬ方角へ
新世界で誰もヒカル場所を旅する
いつだって触れていたいよ
最後は誰もヒカル場所を旅する
いつだって揺れてしまうの
心隠してさぁ行こう
まず僕が曲をつくるときのルールから話したいと思う。これを土台に曲が出来ているということを前提に聞いてもらえたら、また違った見方をしてもらえるかもしれないという僕の勝手なエゴだけど。
・救いのない曲はつくらない
どんなに暗い歌でも最終的には救いがないとネガティヴな感情が強くていつか歌いたくなくなるかもしれないって思いから。聞いてくれる人も明るくなってほしいって思いもある。これは僕の性格上もこっちのほうが良いと思ってる。
・自分の教科書になる歌をつくる
何年経っても歌える曲を書きたい。その為にその時の感情を客観視して、乗り越えるにはどうしたらいいか、その先には何があるのかってことを歌うようにしている。
・歌詞にダブルミーニングを持たせる
これは僕の概念、生死観、形而上的な考え方などをそのままの言葉で書くと歌詞の意味が届きにくくなってしまうためそうなってしまったということも言える。曲の解釈は人それぞれだから、僕が見てるストーリーと違うものを感じてほしいっていう思いもある。
この曲は10年くらい前に作った曲。今回アップする中でも一番古い曲だと思う。
当時付き合ってた彼女と別れて、その子はすぐに新しい人を見つけて。ってところから作り始めた。登場人物はあと2人いて友達と祖母。どっちも違う世界で輝いてる人たち。
誰しも自分の夢だったり理想を追っていくのが人生で出会い別れは当たり前だけど、その道を進むことを決めてからどれだけ綺麗な景色を見れるかってことが重要なんじゃないかと。
なにかを心に決めることを仏教では決定(けつじょう)と言います。決定した瞬間から見る世界が変わるとも言われていて、それだけ決める、誓うっていうことが大事だと教えてもらいました。
余談だけど僕は1年間、本門佛立宗という宗派のお寺で修行していたことがある。
決定して綺麗な景色を見る。精進したその先にはもっと良い景色。ネバーエンディング良い景色を追い続けなきゃいけない。そしてその先に死があるってことを歌った曲です。
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