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歴史苦手な僕が世界遺産検定2級に合格した話

ボナセーラ。一人飯に700円以上出せない松下です。(「武道家」のラーメン並が僕の一人飯の最高級品)

先日、世界遺産検定2級に合格しました!学生時代から歴史科目は苦手だったので、これはだいぶ褒めてほしい。どうかつけあがらせてほしい。チヤホヤしてほしい。

気持ちが新鮮なうちに、急いでこの経験を合格体験記として記しておこうと思いました。

というわけで、今回はなぜ世界遺産検定を受験することになったのか、どのように勉強して臨んだのか、そして今後どうするのかなどをメインに書いていこうと思います。

少しでも多くの方に影響を与えられたら幸いです。

バウハウスのように!

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(バウハウス:ドイツにあった芸術学校。ナチスによって閉校されるまで、世界の芸術・建築に大きな影響を与えた)


①なんで世界遺産検定を受けたの?

僕は現在泥水すすり隊というユニットに所属しているのですが、メンバーはミッションとして「特技・資格の取得」が義務付けられています。

僕のミッションの1つに「クイズ検定」があるのですが、よくよく調べたところクイズ協会なるものは存在しても、級で区切られるような検定は存在しないことが発覚。

どうすっかなーと考え、答えを出しました。

クイズ検定がミッションにある

→ゴールはクイズ番組に出ること

→松下は歴史が苦手butクイズ番組には歴史問題多数

→歴史を勉強しよう

→普通の歴史検定だと絶対挫折する

→なんかとっつきやすく歴史を勉強できる資格はないか

→ん?なんだこの綺麗な写真が載ってる教科書?

→世界遺産検定ならできるんじゃね?!


ってな感じです。

なぜ2級を受けたかの質問に対する答えは「なんかノリで」の一択なのですが、一応追い込みたいなという気持ちもありました。

前回の記事でも書きましたが、3級の教科書は薄くて「勉強してる感」がなかったので2級にしたんですね。

まぁ本当に理由なんてこんなもので、世界遺産に行ったことあるから勉強したいとか、いつか旅行で行くために勉強したい、みたいな情熱はありませんでした。

クイズ番組に繋げてやるという大前提はありましたが、勉強すれば何かしらの発見があるでしょっていう気持ちも大きかったです。

というわけでほぼ偶然です。

カナイマ国立公園にあるエンジェルフォールの発見と同じです。

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(ベネズエラにあるカナイマ国立公園。世界一の落差を誇る滝「エンジェルフォール」は飛行機の上から偶然発見された。)


②どうやって勉強したの?

使う教材は世界遺産検定協会から公式のものが出ていたのでそれを買いました。

教科書と過去問を1冊ずつですね。

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あとはこれを全部覚えるだけなのですが、ここで松下は大ミスこきます。


最初に教科書を読み込んで覚えようと思っちゃったんですね。


これは本当に僕の問題なのですが、今まで歴史の勉強なんてしてこなかったので、教科書に書いてある文章は理解できても、登場人物や用語の意味・背景を知らないので全然頭に入ってこないんですね。

例えば「薬師寺を建てたのは天武天皇」という文章。薬師寺に行ったことある人は「あぁ〜あの寺か」と自分の記憶と関連づけて覚えることが出来るし、天武天皇をちゃんと勉強したことある人は「あの天武天皇が建てたのか」とこれまた記憶と関連づけて覚えることが出来ます。

僕の場合はその前提知識がゼロだったので大変でした。「なんか薬師寺?っていうお寺があって、それは天武天皇?って人が建てたのか」という読み方になり、知らない寺を知らない人が建てたことになるので一度に覚えなければいけない情報量が多すぎるんですよね。

なので何度教科書を読んでも全然覚えられませんでした。

これはだいぶ由々しき事態だぞ?!と気付いた時には試験2ヶ月前。

ここで作戦を変更し、問題集から進めたことが功を奏しました。

問題は予想通り全く解けませんが、狙いはそこではなく復習のとこ。人間不思議なもので間違えた問題の解説を見ると「次は間違えないようにしよ」って勝手に脳が感じてくれてるようで、その問題周辺の知識はスッと入ってくるんです。

これは僕の考えなのですが、なにかを覚えようとする際に一度「能動的なアクション」を入れると覚えやすい気がします。

今回の場合だったら、「問題を解く」という行為。

逆に教科書を読むという「受動的なアクション」ばかりだとなかなか覚えられないなぁと再認識しました。

「薬師寺を建てたのは天武天皇です」って先生が喋るのを聞くより、
「はい松下!薬師寺を建てたのは誰ですか?」
「藤原基衡です!」
「残念!天武天皇でした!」
の方が覚えやすいですもんね。


まぁそんなこんなで過去問を解いて答えを見て、解説を教科書で確認するなんてことをしていると、あらかた教科書に載ってることは理解できるようになるわけです。

とは言ってももちろん全て網羅出来るわけではないので、めちゃビビリの松下は不安になって試験2日前に過去問をもう1冊追加したということです。

かなり謎ですね。ストーンヘンジくらい謎を秘めてます。

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(イングランド南部にあり、巨石文明時代を証明する遺産として登録されている。なぜこのようなものを作ったのか諸説ありますが、真相は謎に包まれてます)


③今後どうする?

今後については正直迷ってます。

Youtubeで兼近さんや笹本さんにアドバイス頂いた通り上の級を目指すのもありだし、歴史の勉強がそこまで苦にならなくなったので、そのまま別の検定目指すのも正直ありかなと思ってます。

ただ、今はイタリア語検定がゲロやば時期なので、10月の試験が終わったら改めて考えようと思います。


それでは最後に、この世界遺産についてのnoteを書くにあたり様々な質問を頂いたので一問一答で答えていきたいと思います!

Q.今後どのように活かすか
A.もちろん1番はクイズ番組に出られるように頑張りたいです。ただ勉強するにつれてヘンテコな世界遺産や驚きの世界遺産もあったので、その辺りも併せてプレゼン出来たりしたら面白いかなとも思ってます。
Q.1日何時間勉強したか
A.基本1〜2時間です。暗記が重要なので、どれだけ追い込めるかではなく、どれだけ毎日継続できるかに重点を置いてました。
Q.問題集を3周させるメリット
A.1周で完璧に出来たらそれで問題ないです。僕は出来なかったので3周はしました。解けた問題をもう1度解き直す手間を考えれば、他の問題集に着手した方が良いとも思いますが、「問題1冊を完璧に出来るようにした」という事実は試験が近くなるととんでもない自信に変換されるのでオススメです。
Q.歴史の勉強と並行したメリット
A.上の文章には書いてませんが、実は分かりやすい世界史の参考書を買って、勉強の休憩中に読んでました。メリットでいうと「この建物ってこの人が建てたんだ」までは世界遺産検定で勉強して、「じゃあこの人は何をした人なんだっけ?」というのは世界史で勉強できたので、学習が深まった気がします。
Q.実際行きたい世界遺産
A.メテオラの修道院群です。崖の上に修道院があって、写真見た途端になんじゃこりゃって思いました。気になる方、ぜひググってみてください。
Q.勉強中めっちゃ辛かったこと
A.やっぱり最初の教科書のとこですかね。信じられないくらい頭に入ってこなかったので完全に終わったと思いました。
Q.楽しかった勉強箇所
A.お城とか聖堂系はやっぱり写真が綺麗なので興味を持ちやすかったです。
Q.試験までのスケジューリング
A.特になしです。ただ余裕をもって臨みたいとは思っていたので、2週間前までには1冊目の過去問を完璧にしときました。
Q.勉強中の癒し
A.海外ドラマのFRIENDSです。頭空っぽで見れるのでおすすめです。
Q.受験生に送りたいメッセージ
A.最初はめちゃくちゃ興味ないことでも、やっぱり勉強して理解できるようになると面白いことが多いです。あんまり経験上「この教科点数取れるけど面白くない」って思ったことないので、まずガムシャラにやってみてもいいのかなと思います。


かなり何様だよ目線で回答してますが、ご容赦ください。それくらい合格して浮かれてます。

というわけで現在はモリモリイタリア語勉強してます!

また合格体験記書けるといいなぁ。

※タージマハルって実はお墓らしいですよ。











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