【横浜市市長選挙】子育て政策も聞いてみたを読んでみた(政策全体・待機児童・子どもの権利条約・教育政策)
ついに横浜市市長選挙ですね。
すでに期日前投票をした方も多いでしょうが、実は僕はまだ迷っています。
僕が会員をしているラシク045という団体がmiracoさんの協力の下、「子育て政策も聞いてみた」といって全立候補者に公開質問状を渡しました。
僕は、山中さんと松沢さんの事務所に行き、質問状を手渡ししています。
結果は以下のリンク先のとおりです。
1質問ごとの回答は200文字までとなっているので、とてもコンパクトですが、とはいえ読むのは大変かもしれないということで、僕なりに読んでみてよりシンプルにできないか考えてみました。シンプルにするため敬称略で記載します。僕のコメントは「注」や「※」で記載するようにしています。
1 政策全体
Q 政策全体についてこれまでの横浜市のこども家庭施策の評価と課題を踏まえ、これからの政策及び具体的施策につい教えてください。
太田
課題=子育て世帯数の減少
政策=手厚い子育て支援
林
課題=待機児童問題、切れ目ない支援
政策=引き続き
松沢
課題=待機児童問題、給食、英語
政策=民間保育所の支援強化等、中学校全員給食、英語を学ぶ環境整備
坪倉
無回答
山中
課題=子育てしやすくない
政策=待機児童の解消、渺児保育の充実
福田
課題=児童虐待
政策=横浜型義務保育制度、子育てに社会の目を入れる。
横浜版N高小・中学部の創設等
田中
課題=いじめ、保育児童、給食
政策=市教育委員会刷新、保護者や保育園経営者との連携、完全給食
2 待機児童
Q (略)待機児童についてのお考えや、横浜市の待機児童対策についての具体的な提案をお聞かせください。
なお、現状の施策についての評価は全ての候補者が「不十分である」というものだった。
太田
親が就職している必要がある等の規制を撤廃。希望すればだれでも入れる保育園の充実
林
量の拡充、保育の質の充実、保育士等の人材確保策の三本柱
松沢
民間保育所の支援強化、保育人材の確保・育成、保育ママ・ベビーシッター促進
※「保育ママ」とは家庭的保育事業のことのよう(不勉強で知りませんでした)
坪倉
2世代、3世代居住の優遇制度を通じ、家庭内での子供の面倒を見られる体制づくり、保育士の給与アップ、保育園の増設
山中
数字の整理(注:たしかに待機児童の数の数え方が不適切との声がある)
保育所の整備、半数の保育所で定員割れが生じていることを踏まえたミスマッチの解消(注:保育所を特定地域では減らすということまで言っているかは記載からは読み取れず)、保育士の待遇改善
福田
待機児童ゼロという1つの数字を追い求めるのではなく、子育て環境を整えるトータルな政策目標を掲げたい(注:トータルな政策目標とは何かについて知りたくなったが、記載なし)
田中
市政の刷新
余裕のある4~6歳児から0~3歳児に振り向ける
3 子どもの権利条約
Q 横浜市にも子どもの権利条約に関する条例は必要か(注:稲田による省略) ※不要は林氏のみ
太田
必要。(注:理由やどのような条例かは記載なし)
林
不要。「子ども・子育て支援事業計画」に基づき各種事業に取り組んでいる。
松沢
必要。川崎市の福田市長からもアドバイスをもらっている
坪倉
必要。子どもが意見を表明しやすくすることにより自己肯定感が高まる
山中
必要。ただし、まだまだ調査し検討することが多くある。(注:制定する意欲を文章からは感じました。)
福田
必要。ただし、施策への反映が重要。
田中
必要。その他、具体的な組織改編を行うべき。
4 教育施策
Q (略)共生社会の実現に向けて、具体的な施策等どのように取り組まれて行かれるのかお聞かせください。
※ 複数書かれる方が多かったので、シンプルにするため、一番大事にしているであろう冒頭記載のものに限定して列挙しました。
太田
地域や社会の将来を自分の事ととらえることができる教育
林
地域社会・企業・外国の方々・アーティストとの交流など多様な教育機会の創出等
松沢
バイリンガル教育の実現等
坪倉
教師がやるべきことを「人としてどう生きるか」にしぼり、多くの社会人専門家を招く
山中
障害のあるなしに関係なく、共に学び共に育つ環境の整備
福田
教育におけるIOT化を進め、国内外の交流を行う。
田中
「横浜教育ビジョン2030」は抽象的な美辞麗句の羅列。具体的には信州・長野県知事時代の取り組みを活かす。
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