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雨にしっとり想う

梅雨に入った。雨は嫌いじゃない。

雨は、いつも心を洗い流してくれるような気持ちにしてくれる。
家族が、雨に対して嫌悪感を持っているので、天邪鬼的な心持ちから来るものかもしれないけど。
別に濡れることはいやじゃない。

漫画やアニメでビショビショに濡れるシーンを見るが、ああいう体験は人生でも、そうそう少ないだろうと思う。

失恋とか、ロマンチックで運命的なエピソードの中で、ずぶ濡れになることはないだろう。すくなくとも、わたしは無かった。

大体において、傘を忘れるという、ありきたりの理由でビショ濡れになる方が多いだろう。

温暖化の影響か、分からないけど、長野県でもゲリラ豪雨が起きやすくなったと感じる。梅雨時期にまとまった雨が、しとしとと長く降ることが少なくなったように思う。
バケツをひっくり返したような雨だ。

雨粒が明らかに3倍ぐらいになって見えるやつ。
雨音が雑音どころか騒音に感じるやつ。
傘すらあっても靴がぐちょぐちょになるやつ。
車のドアを開くと、内側がびちょびちょになって、ウィンドウスイッチ壊れないかなぁって心配になるやつ。

とにかく、そういうゲリラ豪雨が多くなった。

さて、本題に入ろう。

会社の玄関から駐車場までちょっとの距離がある。200mぐらいだろうか。
ゲリラ豪雨のなか、傘を忘れた。

濡れるべきか、当てのない雨が弱まるのを待つべきか…。
俺、振られてないのに濡れなきゃ帰れないのか?
まぁ、雨には降られているけどね…。
いやいや、冗談言っている場合ではない。

最大限の意思決定のもと、全速力で走り、
ズブ濡れで、ピカピカの新車に乗った。

俺のバカ。バカ。
帰りはワイパーをハイにしても視界が悪い通勤タイム。

わたしの心が叫ぶ。
天気予報は、毎日ちゃんと確認すべきだ。
今度は、Yahoo!天気の「雨が降りますよ」通知が来たら、傘を取りに行くようにしよう。

そうしないと風邪を引く。
帰って、すぐさま風呂に入った。

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