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後悔しない学部の選びかた③〜共創学部〜

大学の学問や、大学生活をイメージしにくい高校生にとって、学部を選ぶのは難しいと思います。自分の興味のあるものを、何学部で勉強することが出来るか分からなかったり、そもそも自分が何に興味があるかが分からなかったりすることもあるでしょう。目的もないまま大学に進学してしまうと、大学に入った後で、何をすればいいかが分からず、こんなはずじゃなかったと後悔することだってあります。
後悔しない大学生活は、自分にあった学部を選ぶことから始まります。ここでは、九州大学で活躍する学生が、何を学びたくて自分の学部を選んだのか、実際に何を学び、どんな生活を送っているのかを紹介することを通して、自分にあった学部を考えるきっかけを生み出したいと思っています。
第三回目に紹介するのは、九州大学共創学部2年生の伊藤亜珠希さんです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー名前:伊藤 亜珠希

所属:共創学部

大学に入る前に学びたかったこと
森林保全、地域生態論、比較地域研究、開発経済学、環境政策、農業、、、
(今はだいぶ変わっています。。。)

将来の夢 
「あらゆる人が生き生きと暮らすことのできる持続可能な社会づくり」に貢献すること!!
(今はやっとそこから具体化してきて、特に、発達障がいや過去にトラウマなど生きづらさを抱えた方も生き生きと暮らすことのできるようにするための生き方支援のようなものがしたいです。
具体的な職業はまだわからないですが、自分のビジョンを達成できるような、関わるような仕事をしたいと思っています。)

大学で学んでいることや、課外活動の取り組み

「そもそも共創学部って、、?」
と思う人が多いと思います。
共創学部は一言でいうと、「学生が一人一人解決したい地球的課題に対して、主体的に、文理問わず様々な学問を学んで組み合わせて解決策を構想し、実行していくところ」だと私は思っています。その解決策を構想し、実行していく上で必要な他の人と協力する力を身につけていくところでもあります。
(http://kyoso.kyushu-u.ac.jp/about 共創学部のURL参考)
解決したい問題があったり、そのために行動していきたいと思っていたりする人にはおすすめの学部だと心から思います。

実際何を学んでいるのか?どんな活動をしているか?
 
私は、1年生の時は、森林破壊の問題を解決したいという思い(高校の時の研究活動から)を機軸に、「社会発展の問題と森林破壊といった環境問題の相互的解決に貢献したい」と思っていて(大学に入る前に学びたかったこと)、基礎的な生物の知識や実験、政治、法律、教育、などの関わることを学んでいました。また、共創学部の特徴としての英語の授業で、人と協力してプレゼンを作ったり、ディスカッションしたりすることを学んでいました。
それらを学ぶと同時サマープログラムでタイに行って社会問題の解決の仕方を学んだり、国際ワークキャンプ(国内で海外の人と行う環境系のボランティア)に参加したり、起業部でマネージャー(チームや部活の力を最大化するために、イベントを作ったり人の話を聞いてコミュニケーションをとったりした)をしたりする中で、私は改めて「人が好きということ」、「強みを活かすことの大切さ」に気づきました。
そして、森林破壊の問題の他に興味のあった、「人が生き生きと暮らすことのできる社会」を実現するにはというところに私の軸を置いて活動しようと決めました!今は「生き生き」の逆に生きづらさを抱えている人はどんな人か、どういうサポートができるのか、を考えるために、高校生の時からやっていた「放課後等デイサービス」のボランティアを再開したり、「居場所」と呼ばれるところでのボランティアをしたりしています。また、学生企画として共創学部で気軽になんでも相談したり、一緒に物事を考えたりする居場所のような場づくりをしています。人の生き方支援という上でキャリアについて一緒に参加者と考えるようなイベントもやっています!!課外活動だけではなく、学問的な手法という面から、心理学や福祉、教育、コミュニケーションというものも学び始めています。まだまだ発展途上です、、。笑

高校生へのメッセージ
やりたいことは変わることだと思います。そして、目の前の「やりたいこと」をやっていく中で、自分の将来が見えてくると思ってます。(もちろん探すのもありです。正解は人生においてもないので!!)嫌な経験もいい経験もその人にとって何一つ無駄なことはなくて、財産になると思います。何回も私は進路選択で泣き、理数科なのに文転しようとして先生に迷惑をかけたこともありました。やることがとっちらかっていて大学に入れるのか、、と思ったこともありました。(勉強全然できなくて、AOしかなかったのに、、。←自分らしい受験の方法もあると思います!)しかし、終わってから考えると、どこかではきっと繋がってるのでは?と気づきました。勉強も、その他の活動も、「自分のやってみようかな」という感情を大切にして、やってみてください!遠回りも大学には社会には自分が思っているより、いろんな人がいっぱいいます。笑
みなさんが自分らしく、生き生きと道を開けるように応援してます!

何か質問や相談、一緒に何かしたい等ありましたら気軽にメールください!
→earth.protecter18.11@gmail.com

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