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日記

今日は妻がお出かけのため、私と10ヶ月の息子と二人でお留守番の日でした。

あまり私と息子の二人だけで一日を過ごす日はないので、前日になると少し不安を抱えます。
「ちゃんとうまくご飯食べさせてあげられるかな」
「ずーっと泣きっぱなしやったらどうしよう」
他にもこまごました不安がチラホラと。

久々の二人の1日を過ごしてみて思ったのは、やっぱりかわいいし楽しい。最近の嬉しい出来事の大半は、息子が笑ってくれる事です。

子供ってどうしてあんなに屈託のない、太陽のような笑顔をするのでしょう。
今の私にはないものでとっても羨ましいというか、なんというか…。
あんな風にもう笑えないなと、薄いくちびるから覗く小さな歯を見ていると思うのです。

こんな日々がずっと続けばいいのになとつくづく思います。
きっとこれから話せるようになって、小学校へあがって、友だちができて遊びにいって、夜はゲームをして、お父さんと遊ぶ時間なんてすぐになくなっちゃうんでしょうね。

とはいいつつ私も休日はほったらかして写真を撮りに行ったりしていますが…。

この毎日笑顔が見れて嬉しい、の裏に潜むさみしさみたいなものは親にならないと分からないのかもしれない。

私がそうでした。

子供に出会うまでは正直気も進まないし、人生における大きな変化が怖かったんですね。
お金の心配や、自分の時間がなくなること。
そんなことに囚われていました。

でも忘れもしない2021/10/29。
出産はもう少し先の話だったのですが、外にでていると突然妻からの電話がありました。

病院の診断で、即日帝王切開にて出産する必要があると。

突然腹を切るなんて連絡を聞いたもんですから当然慌てます。

急いで帰って病院へ。

そして入院に必要なものを聞いてから家で準備をし、バイクで買い出し。

ついでにご飯も食べてからまた病院へ戻ったらとっくに生まれちまっていました。

500mmペットボトルくらいの(そんなくらいに見えた)ちっちゃなふやふやした生き物が透明の囲いの中で、やっぱりふやふやした面持ちでふやふやした動きをしているんですよ。
驚きというか、不思議な感覚としか今でもあの時の気持ちを表現できません。

ついに父親になったのかという気持ちと、このちっちゃい赤ちゃんが私のものなのかと思うと急に嬉しさのような、自分が自分じゃないような…ふわふわしたよくわからない気持ちになりましたね。
私の語彙力では表現できない(笑)


あの日のことは今でも忘れません…(まだ1年も経ってないけどな!)


それから10ヶ月ほど、私と息子は同じ屋根の下で過ごしています。



今日は午前中二人でだらだらと新入りのアンパンマン人形で遊んだり、初めて買ってきたご飯を食べたり、おむつパンッパンッになるまで気づかなかったり。

午後はベビーカーで二人でお出かけしました。
ベビーカーのカバーの上にあるメッシュの部分から覗いて声をかけると、たまに上を見てニタァってしてくれます。
それがすごく嬉しい。

ベビーカーでガタガタの道を通ると「ア゛ア゛ァアァーー」と声を出して遊んでくれます。
それもすごくかわいい。

全部動画に収めたいけど毎日毎日撮っていると容量がなくなるのでここぞというときにだけ。

こんな一瞬一瞬が毎日嬉しくて楽しいです。

今はこの二度と戻れない大好きな時間を噛み締めて生きています。

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