【叙事詩】あるしがない労働者から見たソヴィエト全史
豊かになろうとモスクワに来たけど、
死ぬまで働かされそうだ。
ブルジョワジーたちは贅沢の限りを尽くし、
皇帝のパンには金箔が乗っている。
でも考えてほしい。
その財産でどんな祝宴が開けるか。
もし我々が共産主義の国を造ったら、
俺のような人を大切にしてくれる国家があれば・・・
俺は線路を敷く男。
荒野ははるかに続いている。
砂利を敷き詰め枕木を並べ、
俺はその上の線路に犬釘を打つ。
釘の頭がしっかり入るまで。
ときどき、俺にはその仕事が素晴らしく思える。
うまく打てば、まる