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【Race Report】JBCF全日本トラックチャンピオンシップ
大会名:第54回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ
開催日:2023年10月7-8日
開催地:埼玉県・西武園競輪場
天候:晴れ
出場種目:スクラッチ / オムニアム
リザルト:スクラッチ 優勝🏅
オムニアム 3位🥉
-使用機材-
バイク:Cervelo T4
ホイール:F Realize / R Campagnolo Ghibli
タイヤ:Vittoria Pista Control 11ber
ギア比:53-14
ウェア:Sunvolt S-Ride クロスワンピース
グローブ:Sunvolt S-Ride エアログローブ
JCL宿毛市ロードレースから2週間。
この2週間で秋を感じるような低い気温になった。宿毛ロードの反省から肉体改造するために食事から見直し実行してきた。するとたった2週間の短い月日だったが自分でも分かるくらい変化が訪れていた。まだまだ先は遠いが変化に嬉しさがあった。
今回は初めてJBCFのレースに参戦した。
今年JBCF登録をしたが一向に走る機会が訪れず、、。高い年会費をようやく使うことができた。
「JBCF全日本トラックチャンピオンシップ」
全日本実業団選手権大会とも言うらしい。今年はツールド九州や国体と重なるレースがあり参加者が例年より少なかった。だからこそしっかりと結果を残すことを意識した。
出場種目はスクラッチとオムニアム
レース系はこの2種目しかなかったので迷わず挑戦することに。
今回の目標は6位以内に入り来年の全日本選手権トラックの出場資格を獲得すること。
そしてスクラッチとオムニアムの2冠。
会場は西武園競輪場。
実家から30分ほどで自転車に乗り始めた時から近くを数えきれない程走ってきたが西武園競輪場は初めて。慣れ親しんだはずなのにとても新鮮だった。
-大会1日目-
初日はスクラッチ。
10kmと短い距離のレースだからこそアップは入念に行った。そして集中力も上がっているのを感じていた。
レースプランとしては
中盤から逃げの展開を作りゴールまで逃げ切ること。
逃げるのが厳しそうなら最後のスプリントも場合もしっかり考えていた。
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レースがスタートし序盤は集団の後方で様子を見ていた。前半から逃げたい選手が多くペースの速い展開。
特に逃げが決まることはなかったので落ち着いて対処することを意識していた。勝負所まで我慢。
予定としては残り週回数が半分くらいに動きたいと考えていたので集団の動きに対応して機会を伺っていた。
ちょうど残り半周くらいになりRXの選手が単独で先行する形になり集団は追う意思がなかった。そのためこの機に単独で飛び出すしかないと感じ集団からアタックをかけた。
無事に先頭に追いつき2人体制に。この時すでに集団とはバンク半分のアドバンテージを得ることができていたので協調して逃げることに集中した。
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特に脚を使わずに回すことができていたのと集団との距離が縮まっていなかったので逃げ切りは確定したなと確信した。集団のペースが上がったら1人で飛び出して逃げ切れる自信もあった。
逃げ切りを確信してからはRXの選手とのスプリントを考えていた。正直スプリントにはあまり自信がある方ではないがタイミングが合えばいける!と感じていた。
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最終周回に入り残り300mくらいでこちらから仕掛けガチスプリント。後ろを見ていなかったので分からなかったが一気に差を広げることができ1位でゴール。トラック公式戦で初優勝を飾ることができた。
予想通りの展開に持ち込むことができ優勝することができて良かった。ここまで予想通りいきすぎて怖かったがしっかりと勝ち切れたので成長できていると感じた。
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表彰台の頂点はどこでも最高😆
レース後はドーピング検査。幸いにもすぐ終了したので良かった。
明日のオムニアムに向けて切り替えた。
-大会2日目-
2日目はオムニアム 。
昨日のスクラッチでマークされるだろうと感じていたので下手に前半は無駄足を使わずに 後半にかけて追い上げるプランを考えていた。
オムニアムは4種目あり回復と補給がキモとなるのでレースの合間には休むこととエネルギー補給を積極的に取ることを意識した。
・スクラッチ 6位
1種目のスクラッチがスタート。
スクラッチでは余計な脚は使わないと昨日とは真反対に消極的な走りをしてしまった。
逃げができても集団に追わせようとして逃げを許してしまう展開。自分でも動かなすぎて良くないなと思ってしまった。
そのまま大きな動きはなくゴールのスプリントになり集団2着をとり全体6位でゴール。
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予定では3位以内でゴールしたかったが逃げ切りを許してしまった。しかしここから追い上げられる自信があったので身体も十分に温めることができたと思って次に集中した。
・テンポレース 3位
2種目はテンポレース。
ここからが勝負になると考えいたので積極的に動きポイントを取ることを意識していた。
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1回目のポイントから動き逃げの展開を作ろうとしたが2回目のポイントを取った後集団に抑えられることになった。
感覚的に昨日より身体が動かなかった。想像よりも感覚が良くなくポイントもそこから取るのに苦戦を強いられた。
逃げができたとしても何とか追いつくことの繰り返し。その後2ポイントしか加算することができなかった。
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結果4ポイント獲得で3位。
総合も3位に上昇。
予想していたより身体の動きが良くなく焦ってしまう気持ちもあったが残り2種目で挽回するために身体を休めた。
・エリミネーション 1位
3種目はエリミネーション。
ここは何としても1位を取る必要があった。
スタートから集団前方に位置取りしエリミネートされない安全圏を走行。
内側にはおらずなるべく左から2番手の位置を取るようにしていた。なぜなら内側だとポジションアップするのが難しく抑えられる可能性が高いから。
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予定通り進み残りの人数も少ないと感じられるようになったくらいで番手に着くように位置取りを変更。
本来なら悪手かもしれないが確実に捲ることで生き残ることにフォーカス。
これが成功して残り2人に絞られた。
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最後は一騎打ちなのでスプリントに。番手についていたので残り150mくらいから合わせにいき確実に1位を取りに行った。
結果は1位。総合は変わらず3位。
予定通り1位を取ることができてポイントの差を埋めることができた。
しかしここで予想していなかったことは1、2位がコンスタントに結果を残していったのでポイント差が大きかったこと。
もっとポイントがバラバラになると予想していたが全く違う展開となっていた。
最終種目のポイントレースで逆転優勝を狙った。
・ポイントレース 1位
最終種目ポイントレース。
勝つためにはポイントを量産する必要があった。
積極的に動き逃げの展開を作り集団をラップして20ポイント取ることを1番の目標としてスタート。
最初のポイントを仕切りに単独で飛び出したが2周程で捕まった。やはりそんな簡単には逃してくれなかった。
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逃げが厳しいと判断したので早々にポイント周回でのスプリントにシフトチェンジ。今だから思うことだが逃げる展開を作りたいのであればレース後半の方が絶対良かったな。焦って考えを誤っていたと感じる。
レース中盤から1着を量産して確実にポイントを積んでいった。5〜8回目は全て1着。自分でも予想以上にスプリントできており驚いていた。
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スプリントにシフトしてからはポイント周回の時の為だけに身体を休めてメリハリをつけるようにしていた。
その後の確実にポイントを積んで最終ポイントへ。
ここで1着を取れたら逆転優勝を飾れたのだが、位置取りが後ろすぎたのとスプリントする力が残っておらず4着でゴール。
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最後のポイントまでは総合2位だったが逆転され3位でレースを終えた。ポイントレース自体は1位。
完全に自分の読みの甘さが敗因となってしまった結果になり後悔があったがもっと強かったら良かっただけの話。
スクラッチが本当に悔やまれる。もっと前半から積極的に動いていれば、、。悔しいけど受け入れて次は失敗しないように繋げよう。
そしてもっと強くなるために精進していかなければ。
確実に前大会より身体も良くなっているのは確かなので引き続き頑張っていきたい。
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2冠することはできなかったが目標のうちの一つ、
全日本選手権トラックの出場資格を獲得することができた。
正直全日本トラックで結果を残せる実力は今の自分には無い。それ程今年の全日本トラックでBSとの格差を感じた。あれはサイボーグというか人間辞めてる方たちなので。
しかしそれでもまた出場したいと思っていた。
今回またチャンスを得られたので来年の全日本トラックは少しでも怪物たちと走れるように頑張りたい。
そして今回の大会は優勝することができ本当に良かった。
次週からは久々となるMTBが始まるので切り替えていきたいと思う。
沢山の応援、サポートありがとうございました。
立命館大学自転車競技部
高本亮太
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