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【Race Report】RCS飯山

大会名:全日本学生RCS第3戦 第16回菜の花飯山ラウンド

開催日:2023年4月29-30日

会場:長野県・長峰スポーツ公園 針湖池外周道路

天候:晴れ

カテゴリー:Day1 クラス2  /  Day2 クラス1

コース:1周1.15km

リザルト:TT 優勝(全体2位)  /  クリテリウム 6位



-使用機材-

ホイール:DT Swiss ARC 1100 Dicut 50

株式会社マルイ様より



バイク:Canyon Aeroad CFR


ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース



グローブ:Sunvolt S-Ride エアログローブ



ボトル:Beka



タイヤ:Continental Grand Prix 5000 TL  4.5ber / 4.8ber




全日本学生RCS第3戦となる菜の花飯山ラウンドに参戦。最近の週末はロード→マウンテンバイク→ロードと種目沢山。幸せなことです☺️。1年ぶりとなった飯山。昨年は大雨の中クリテリウムだったのを鮮明に覚えている。寒かった🥶!今年も雨予報だったがギリ回避できるかなあなんて考えつつレースを迎えた。

今年も2日間開催。土曜日にTT(タイムトライアル)、日曜日にクリテリウム(テンポレース方式)とかなりキツい日程。そして水曜日くらいにJICFからクラス2へ降格の連絡があり、今回からクラス2での参戦となった。残留基準を満たせてなかったから降格してしまった。意地でも昇格してやろうと燃えていた🔥

1日目はTT。1周1.2kmのコースを2周回という超短時間高強度。妥協なきエアロの追求といつもより強度の高いアップをしつつ対策をとった。アップでは久々にレースに集中できていると自分自身でも実感できていた。いえばゾーンに入ってた。降格したことにプライドが許さなかったからか絶対に勝つ気持ちでスタートラインへ。

Photo by @yuhi.1108
全開で‼︎

近頃忘れてた一点集中。スタートから追い込みすぎない程度の全開で踏みコーナーへ。コーナーは落車しないように抑えめで行くことを意識。コース中盤にアップダウンがあり試走でダンシングで登るよりシッティングの方が脚を使わず速く登れることを知ったので、シッティングで確実に。立ち上がりを意識しつつ2周目へ。サイコンをチラッと確認したとこ暫定トップタイムを更新できそうだったのでいける!と感じていた。2周目後半から酸欠で視界が悪くなっていたが気合いでゴールラインまで追い込んだ。

結果は165人中2位(クラス2優勝)。無事に1発昇格を達成できた。なんだかんだ学連で初優勝。ひとまずホッとしたし正直ここまで走れるとは自分でも思ってなかった。だが、トップの0.7秒差とコーナースピードを抑えすぎなければ勝てた可能性もあったので悔しい。トップ2は平均Ave50kmとかなり速かったことに驚き。TT種目は苦手意識があったが、最上級のエアロ性能を発揮するDT Swiss ARC 1100とCanyon Aeroadの恩恵を受けたおかげだと感じた。無事にクラス1に復帰できたので明日はリベンジを果たしたい。

結果的に学連初優勝🏅


2日目はテンポレース。テンポレースとは毎周回トップだけポイントが与えられるポイントレース。クラス1は80分+5周回と長丁場。そして少ない人数の中でのレースとなったのでマークする選手を予め決めておき、メリハリをつけてポイントを獲るのと場に応じた状況判断で逃げにも反応するプランだった。昨日と天候は一転の雨。しかし、スタートする前には晴れてくれて路面もドライに。とりあえず一安心した。アップは昨日より軽めに。軽く刺激を入れつつ集中。昨日よりゾーンに入ってる感じはしなかったものの適度に集中できていた。

Photo by @yuhi.1108
レース序盤

スタートからポイント周回までは遅すぎるほどのスローペース。4周回終了後に前日TTチャンピオン朝日の山本選手が単独逃げ。もちろんマークしていたが違う朝日の選手がアタックしたと勘違いしていたのと捕まるだろうと判断し追わなかった。しかし、集団内で牽制。牽制の状態も酷く全くペースが上がらず逃げと差が広がる一方。気づけば1分以上の差ができ周回遅れになりそうなほど。集団内では追いつかれる前に逃げたい選手と追いつかれてレースを振り出しに戻したい選手で二分してしまい集団は機能してなかった。意思疎通を測っても全くまとまる感じなく今まで感じたことがない雰囲気。自分は追いつかれる前に逃げたかったので何人かと相談して逃げを図ったが逃げを決めることができず集団が一つになって牽制状態の繰り返しだった。後者の大学が全くローテに参加してなかったので単独でも逃げてやろうと思い、アタックを試みたが朝日の長谷川選手の抑えで中々上手くいかなかった。

Photo by @yuhi.1108
長谷川さんの抑えが強かった🫨

ホームの直線で後ろを振り返ると山本選手が見える。流石にマズイと感じた。2度目のアタックは単独で先行できたが集団との距離も差ほど離れず3周ほどで吸収。かなり身体にダメージがあったが呼吸と水分を取って休憩したことによって回復は早い。このまま行けば最終スプリントになりそうだなと雰囲気で感じ、逆手の策で勝負してやろうと残り5分と+5周時に長谷川選手が抑えに入った後、カウンターでアタックした。チームメイトのGeorgeと2人逃げを作ることができ、協調して逃げる展開を作れた。巡行スピードも一定になり1人の時より圧倒的に楽だったので逃げ切れる可能性が高いと思った。このまま行けるのではないかと!

Photo by @yuhi.1108
Georgeと飛び出しに成功

しかし、残り2周で集団を崩壊させた明治2人に追いつかれ牽制状態に。不意を突き早い段階で仕掛けたが逃げ切ることができずそのままゴールスプリントへ。脚が残っておらずスプリントに反応できず6位でゴール。

積極的に動けたレースだったが逃げ切る実力が今の自分には無かった。今回合計3回の逃げを試みたが1.2回に絞ってパンチ力を上げた方が良かったんじゃないかなと感じた。朝日のチームワークに圧倒されたり、集団内で協調が上手くできなかったことなど初めての経験だった。その中でも自分から動くしか展開を変えることができないと感じ動けたことは良かったと感じる。しかし、無駄打ちは返って自滅行為となるので我慢する時もある。最終局面に関して、今振り返ると最後牽制状態になった時点で脚を溜める選択もアリだったかなと思ったが、自分の直感で瞬時に攻撃を仕掛け、決まりはしなかったが挑戦できたことは良かったかなと。結果には繋がらなかったが収穫の多いレースとなった。

Photo by @yuhi.1108
沢山の写真ありがとう‼︎

レース時間は短い2日間となったが濃いレースとなった。目標だった1発昇格を達成できたことや学連で初優勝できたことは自信に繋がった。1日目の鍵を握ったことは「集中力」だろう。自信でも集中できていたことを実感していた。最近のレースではここまでの集中力を出せていなかったな。忘れていたレースで勝つための集中力を思い出せたきっかけになって良かった。今後のレースにも活用していくために自分の世界へ入り込み挑戦的集中でレースに臨めるようにしよう。テンポレースでも今まで経験したことがないレース展開で学ぶことが多く良い経験になった。戦略から自身の実力を見直し、今後の成長に繋げます。

次戦は今週末のCJ朽木。今週はマウンテンバイクなので切り替えてレースに挑みます。
沢山の応援、サポートありがとうございました。

立命館大学自転車競技部 
高本亮太

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