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2021 全日本学生個人ロード レースレポート

大会:第36回 全日本学生選手権個人ロードレース大会

日時:2021年9月19日

会場:群馬サイクルスポーツセンター

天候:晴れ

カテゴリー:男子 個人ロードレース

距離:150km(6km×25周)

リザルト:11位


使用機材

バイク:Lapierre Xelius SL Ultimate Disc FDJ

ホイール:DT Swiss ACR 1100 Dicut db 50

コンポ:Shimano Ultegra R8070


インカレロードから約1ヶ月。インカレロードは完走目標として練習を行ってきたが、今回は勝つことしか考えていなかった。インカレ後から東京に帰省をし、懐かしい気持ちの中、全学ロードに向けて練習を行ってきた。高度な練習やテンポ系のメニューを取り入れ、インカレよりメンタル面でも上昇していた。


前日

今大会は前日に会場入り。前日の試走ができなかったため、部のメンバーと合流してから、軽く脚を回しに行った。あまり良くない天候だったが、涼しくて気持ちがスッキリとした。ライド中に30秒のインターバルを6本行い、身体に刺激を入れた。宿泊施設でバイクのメンテナンスやレースに向けてゆっくりとした時間を過ごせた。

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当日

今回のレースは前回よりスタート時間が10:00と遅かったので、ゆっくりできた。試走は1周軽めに行い、アップはいつも通りしっかりと行った。インカレと同じコースなので、感覚は掴めていた。スタート位置は前方のサイド側にした。ローリングスタートで先頭付近に行きやすくするためにサイドを選んだ。


レース

定時10:00にスタート。集団前方付近に位置取りをしてレースが進んだ。インカレ時は路面コンディションが滑りやすかったが、今回はそんなこともなく、大きな落車もなかった。

インカレでは完走することが目標だったので、自分からのアタックはなしでアタックに反応することも最後しかなかったが、今回は勝つために動こうと決めていた。

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スタートから40分経過後くらいにアタックをした。このアタックにマークしていた順天の園田選手が付いてきたのでそのまま先行した。その後、東工の加藤選手と日体の渡邊選手がジョインして、逃げが決まり4人で逃げた。

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4人のメンバーだったが、力のある選手というのは知っていたのでこのまま先行することにした。淡々としたペースで走れており、集団との差も一時期2:00近く広がった。ちゃんと踏めており、走ってて楽しかった。

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しかし、逃げている時少し後悔をした。サイコンを確認したら、まだまだ残りの距離がかなり残っていたからだ。残り13周くらいで集団とのタイム差が縮まってきたので、逃げが捕まると予想した。集団で脚を休めることにフォーカスした。心臓破りでドロップして集団に戻ったが、この選択は悪手だった。思った以上に集団のペースアップダウンが激しく休むどころでなく、逆にキツかった。逃げている時の方が、淡々と走れていたのでそっちの方が楽だった。また後悔した。

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集団に戻ってからはついて行くのに精一杯だった。残り7周くらい、集団からドロップしそうになった。気持ちが切れていたら、このレースはDNFしていただろう。だが、諦めなかった。その後、優勝した決定的な逃げができたが、その逃げができたことすら知らなかった。如何に完走するかを考えていた。

残り2周。先ほどの疲労が嘘のように軽くなった。これなら集団スプリントに参加できると思った。最終周。最後のスプリントに備えた。インカレの経験から群馬CSCでのスプリントのコツが分かっていたので、良い位置からスプリントできた。結果は全体11位。集団では3位だった。

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優勝を狙ったレースは11位で終わった。今大会は優勝狙っていただけに悔しいレースだった。負けたレースだが、内容はよかったと思う。勝つために逃げ、自分自身でレースを動かすことができたこと。最後のスプリントでインカレの反省を生かせたこと。ちゃんとしたレースができたと思った。途中で集団からちぎれそうになったことを考えたら、11位という結果は良かったと考えるべきだろう。もっとロードレースを経験し、さらなるレベルアップを図ろうと思う。

次のレースは全日本ロードだ。初めての全日本ロードだが、今からでもすごく楽しみだ。日本一を決める大会。ベストを尽くし、勝ちにこだわってレースをしたい。

監督、立命館大学自転車競技部、応援して下さった方々、応援・サポートありがとうございました。

立命館大学自転車競技部 高本亮太

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