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【Race Report】全日本学生個人ロードレース

大会名:第38回 全日本学生選手権個人ロードレース大会

日時:2023年6月11日

会場:長野県・奥木曽湖周回コース

天候:雨

コースコンディション:ウェット

カテゴリー:男子 個人ロードレース

コース:9km × 17Laps +1km = 154km

リザルト:DNF



-使用機材-

ホイール:DT Swiss ARC 1100 Dicut 50
株式会社マルイ様より

バイク:Canyon Aeroad CFR

ウェア:Sunvolt S-Ride クロスワンピース

グローブ:Sunvolt エアログローブ

ボトル:Beka

タイヤ:Continental Grand Prix 5000 TL  5.0ber / 4.8ber



3回目の大学生の日本1を決めるロードレース。インカレは大学対抗なのでチームで戦うイメージが強いが、全日本学生個人ロードレースは大会名通り個人の戦いとなるので誰もが自分の為に走れるレース。私自身もタイトル獲得のチャンスがあれば積極的に狙っていこうと思っていた。インフル後から中々調子が戻らない状態だが2週間後に迫った全日本選手権ロードレースに向けての良いレースにしたい気持ちでレースに挑んだ。

コースは昨年の同大会と同じレイアウト。距離も同じなのでイメージはしやすい。ただ天候が雨予報だったので厳しいサバイバルなレースになると思った。このコースでの勝負所はフィードの登り。周回コースの中では最もきつい登りなので如何に耐えるかが重要なところ。そして、ラスト1kmはコースを外れて登り道へ。頂上ゴールとなるのでそこまで脚を貯められるかでゴールの着順が決まる。最後までしっかり残ってラスト踏み倒せればチャンスはある。最後は気持ちの勝負という感じ。

頂上フィニッシュ地点
この景色を1番で見るためにも☝️

レース当日はあまり眠れなかった。レースの時でもぐっすり寝れる体質なだけに今回眠れた気がしなかったのは嫌な感じだったが、スタート時間が早いのであまり深く考えずレースに集中。予報通りの雨で気温も15℃くらいで体感温度は寒いくらいだった。レース中はレインジャケットを着て雨対策を行った。アップはいつもより軽めに。長い距離のレースとなるので追い込むほど回さなくていい。身体が温まるくらいを意識した。


8:00定刻通りスタート。少しでも身体を冷やさないためスタート5分前にラインについたのでほぼ最後尾だったがゆっくり上がっていくことを計画していた。しかし1周目から予想以上にペースが速く、縦に長くなった集団の後方にいたので早々に焦りを感じた。序盤から脚を使うことになってしまったが上手く前の選手を利用して徐々に前に上がることができた。その後も比較的に速いペースが続き4周目にようやく落ち着いた。集団が落ち着いた時に補給と位置取りを集団前方に移した。今回の固形物は大福にしてみたが雨で滑りやすくなってたり、意外と食べづらかったので次回からは無しかなと。雨で気温は低いが、水分の補給も怠らず行い補給不足にならないように。

📷yexhpo.1108
悪天候の中のロードレース☔️

ペースが落ち着いてからは集団中盤で様子を見る。4名の強い逃げが1周目から逃げ続けているということを知った。メンバー的にも脚が揃っているので逃してはダメだなと思いつつも我慢して動かなかった。いつもの自分ならここで動いて後半大事な局面で脚がないことが多い。ちゃんと動いても後半勝負できるくらいの実力があれば良いのだが、今の自分ではそこまでの実力はないと自覚しているので我慢した。

レース中にメカトラを起こしている選手を多く見かけた。雨レースで集中力や注意力が散漫しているせいだと思われるが、昨年もこのコースではパンクなどのメカトラが多かったイメージがある。綺麗とは言えない路面の中プラスに雨が降ったとなると路面状況は悪くなるのでメカトラだけには気をつけなければと思った。

しかし6周目。雨足の強まっていく中一部の路面は水溜まりが多くなっていった。集団内でのポジションを上げるために皆が通っていないラインを走行しポジションアップを測ったところ水溜まりに突っ込んだ。その時水溜まりで見えなかった段差に強打しサドルが下がった。レース前できる限りのボルトの締め直しは行っているが衝撃が強く、耐えきれなかった。落ち着いて対処する方法を考えピットに入る計画を練ったが、同時に集団のペースがアップ。入りたいのに入れない状態。以前神宮クリテリウムでサドルが下がった際は平坦だったため何とか誤魔化せたが、今回のようなアップダウンのコースでは脚へのダメージが大きかった。次第に脚が無くなってしまい7周目にフィードの登りで集団からドロップ。

ドロップした後ピットに入ることができ、急いでサドルの調整と締め直し。ピットに入った時には集団から30秒ほどと聞いていたのと幸いニュートラルカーが牽引してくれるとこのことで必死でしがみついた。しかし、ニュートラルカーの牽引のスピードの緩急やただ走ってる感のような牽引には脚の消耗が激しかった。ついて行くので精一杯。全開で踏んで集団復帰を試みたが1周かけても追いつくことができずDNFとなった。

結果的に半分もレースを走れず終えることとなった。何してるんだろ、ホント。情けなさすぎて。レースを振り返ってみて、視認できない所は通らない方が良いに決まってるのに大丈夫だと思って通るのがおかしい。普通なら避ける場面なのに大丈夫だろうと判断したのが悪かった。安全に速く走れるラインを通ることでメカトラのリスクも減らせる。視認できないラインを通るほど賭けなくて良い場面だったのに。運良くニュートラルカーを使うことができ牽引していただいたがペースが速くて精一杯。仮にも集団に復帰できたとしても脚を使いすぎていたので最後まで集団に残れていたかどうか。今の自分には厳しかったと思う。

こんなボロボロのレースとなってしまったが逆に良かった点は、無駄足を使うことがなかったこと。計画的に補給ができたこと。序盤は後方にいすぎたことは良く無かったが、その後はペースをマネジメントして決して無理のなくレースを考えて走れたことが良かった。補給に関しても計画的に実行できた。これは今後のレースに繋がることだと言えるだろう。

メカに関してもトラブルが多すぎることが問題だと痛いほど痛感している。できる限りの対策は行っているが自身での知識や技術を身につけたいと強く思う。メカの方や監督から学びたい。

そしてここ最近の1番の悩みだが、全日本トラック後のインフルから調子が戻らないこと。ただ一生懸命練習することだけではダメではないかと感じる。竹之内監督や小森コーチ、沢山の方に対処の方法を聞くことから始めないとと思う。一刻も早く今の状態から脱出しなければ。しかし焦ってはいけないと思うので、1日1日を確実に。改善できるように取り組んでいく。

チームメイトのKJと。
一緒に頑張ろう💪


次戦は2週間後の全日本選手権ロードレース。残り少ない時間ですが修正して良い走りができるまでに回復させたい。集中して頑張ります。

沢山の応援、サポートありがとうございました。
強い高本亮太をお見せられるようにもう暫く待ってください。

立命館大学自転車競技部
高本 亮太

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