【Race Report】2024富士クリテリウムチャンピオンシップ
大会名:Jatco presents 富士サイクルロードレース2024 富士クリテリウムチャンピオンシップ
開催日:2024年3月2-3日
開催地:静岡県・特設周回コース
予選:富士川滑空場 決勝:富士市役所前
天候・晴れ
コンディション:ドライ
コース:予選 1.4km × 30Laps = 42km
決勝 1.8km × 30Laps = 54km
リザルト:予選 19位 決勝 16位
使用機材
ホイール:DT Swiss ARC 1100 Dicut 50
タイヤ:Continental Grand Prix 5000TT TR
ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース
ボトル:Beka
お久しぶりです。近頃毎日就職活動に励んでいるが苦戦しまくり、社会に絶望している高本亮太です。
3月上旬。自身にとって2024年開幕戦の富士クリテリウムチャンピオンシップに参戦。プロと走れる貴重な大会であり、昨年良い走りができた思入れ深いレースで今年もとても楽しみにしていた。
レースの目的としては、オフシーズンでの成果を確かめることとプロへの挑戦。プロ相手に対して臆せず自分の走りをしてベストリザルトを目指すことを目標に挑んだ。
予選
1日目は3組に分かれて予選。上位25名が決勝に進出できるので、順位にこだわらず25位以内に入ることだけを考えた。昨年同様まずは決勝に上がることが全て。一昨年は予選で苦い思いをしたのを鮮明に覚えているため、予選は冷静に走ることを意識。幸い予選は学生だけなのでいつも通り何事もなければ大丈夫だろう。
予選のコースが今年は富士市の滑空場。滑空場なので周りに遮る物は何もないピュアすぎるほどのクリテコース。海沿いのため風も強く、追い風向かい風がハッキリしていてシンプルが故にかなりキツイコースだった。
序盤から集団前方に位置したい気持ちがあったが、順位よりも決勝に上がることだけを考えていたことと脚を使いたくなかったため集団中盤に位置。予選は牽制状態になると予想していたが、序盤から想定よりも速いスピードでレースが進み、集団中盤に位置しているとコーナーの立ち上がりで集団が伸びすぎてかなり踏むことになっていた。
何とか前に位置したいところだが追い付いても直ぐにコーナーに入るため中々思うように走れず。先頭では有力選手が回しているためペースは落ちることなく集団後方にいた自分にとってコーナー後のダメージが大きかった。
気づいたら集団は18名になって決勝にいける人数に絞られていたためと立ち上がりでの消耗により気持ち的に集団からドロップし、グルペットでの完走に切り替え。そのため周回数が繰り上げられ30周の予定だったが、全21周回に。残りの周回は第2グループとして脚を回して19位でゴール。
まずは目標達成。決勝に駒を進めることができ一安心。
感覚的はオフシーズン明けのレースで心肺がキツイレースだった。コースレイアウト的にも先頭でローテを回していた方が淡々と走れたコースだったので予選だからといって消極的な走りや客観的な考え方が誤っていたなと反省。本来のレースだったら先頭から千切れていることになるため今回が予選で良かった。
ともかく翌日は決勝でプロとのレースになるので切り替え。決勝はコース幅が広く長いので周りを見つつ考えながら。チャンスがあれば昨年同様積極的に。予選でレースの刺激が入ったと前向きに受け取った。
決勝
予選の反省を踏まえ決勝ではしっかりと集中力を高められた。昨日で刺激が入ったため身体的にも良いフィーリング。
レースプランは積極性。自分の得意な展開に持ち込みたく逃げたい気持ちが強かった。逃げる条件は10人程度の人数とブリヂストンが入っていること。特に本命であるブリヂストンの選手が逃げに入っていることが重要。
逃げることができなかったとしてもスプリントに備え、集団での位置取りや戦略を意識して単騎でも結果に繋げるために挑戦。上手くリードにも乗れれば花丸💮
スタートから落ち着いて集団での位置取りに注意を払いながら走行。序盤から10名ほどの逃げが形成されたが、ブリヂストンが一人も入っていなかったため集団待機。後に逃げ集団は人数を増やし20人ほどに。
逃げができたので集団は気持ちが良いくらいのスピード域。どんどん離れるタイム差に焦り始めた。ブリヂストンが逃げに入っていないもののほとんどのプロチームが乗った20名ほどの逃げが1分以上の差。人数的にも逃げに乗った方が良かったか。。ブリヂストンはいつ動くのかと冷や冷やしていたところ15周回目にて動きだした。
15周目。ブリヂストンの牽引が始まり集団が一気に活性化。ブリヂストンが前方に固まりだした頃に集団前方に位置するために動いた。プロチームに割って入る形になってしまったがなるべく邪魔にならないように走り方には注意を払う。ブリヂストンがの牽引で予想通りのハイペースだったが、良い位置で展開することができ比較的楽に走れた。集中力も昨日に比べて格段に良い。心拍高くても安定。
1周あたり5-6秒ペースで逃げ集団との差を縮めていきラスト4周残してレースは振り出しに。ブリヂストン、やはり強すぎる。。これでゴールスプリントになる確率が高くなったので引き続き位置取りに集中。最後の最後に逃げができる可能性も脳裏にあり見落とさないように。
しかし、ゴールに向けてのプロチームのアシストに捲られ大事な局面で位置取りが遅れてしまった。最終局面で一旦集団が緩み、その隙に前に上がろうとしたが先頭ではスプリントが開始され一気にペースアップ。ゴールスプリントでは全く敵わず16位でゴール。
プロ相手に爪痕を残したい気持ちもあったが現状を考えると良くやった方だと感じる。結果は16位だったが、プロと混走での位置取りや単騎での戦い方など内容には十分な手ごたえ。周りを確認し、プロチーム相手に集団前方で位置取りできたことは成長を感じられた。バイクコントロールなどオフロードで培った技術が大いに活かせた。
反対にプロ相手に何もできなかったことに痛感。積極的なレースをしたかったのにできなかった。プロ相手でも通用する実力にはまだまだ程遠い。練習あるのみ。
2024開幕戦では良いイメージでスタートを切れた、
調子も春先にしては悪くないと実感できたので、来週の神宮クリテで優勝目指し頑張ろう。
沢山の応援・サポートありがとうございました。
2024年もどうぞよろしくお願いします。
立命館大学
高本亮太
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