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全日本選手権ロードレース レースレポート

大会:第90回 全日本自転車競技選手権大会ロードレース

日時:2022年6月25日

会場:広島県・中央森林公園

天候:晴れ→雨

カテゴリー:Men U23

コース:12.3km × 10Laps = 123.0km

リザルト:34位


使用機材

バイク:Specialized Allez Sprint

ホイール:Campagnolo Bora Ultra 50

タイヤ:Cotinental Competition 6.8ber / 7.1ber

コンポ:Shimano Dura-ace 9100 × Ultegra R8000

ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース

グローブ:Sunvolt S-Ride エアログローブ

チェーンオイル:Finishline Ceramic Wet Chain Lube

ボトル:Beka



全日本選手権ロードレース。ロードレースの日本1を決める大会。去年から本格的に始めたロードレースはこの1年で競技の中心になってきたと言っても過言ではない。今年の前半シーズンは全日本ロードの優勝を目標としてシーズンを走ってきた。ロードレースでの全日本チャンピオンを喉から手が出るほど欲しいタイトルだった。

今年のコースは昨年の全日本ロードと同じ広島中央森林公園。スタート時間、周回数も全く同じだ。異なる点があるとすれば、スタート直後の道幅が狭くなっており注意する必要があることと季節による気温の変化だろう。コースの工事による道幅の短縮はスタートから集団が縦に伸びると思った。スタートからの位置取りが大切になってくると感じた。今年は6月なので暑いが走りやすいと感じる。3月に行われた西日本チャレンジロードでこのコースを走っていたので感覚も身体は忘れていないと感じだった。

レース当日は朝が早い。スタート時間が8:00だったのでかなり余裕を持って移動を行った。緊張していたのか今回はあまり眠れなかった。レース前日でもゆっくり眠ることができるのに今回は眠りが浅かった。だが、睡眠時間的にはちゃんと休めていたので身体に疲れなどは感じずレースに集中できた。

会場入りした直後からレースに向けてのアップをスタート。スタート時間が早いといつもの会場でリラックスする時間はなかったので新鮮な感じを味わえた。朝は涼しかったが、日中にかけて気温が上がっていくことが予想されてたのでしっかり水分を摂ってアップを行った。


スタートは3列目。かなり前方付近に位置付けることができたのは良かった。レースに向けて集中することができた。今大会の目標は優勝と8位以内に入りUCIポイントの獲得。日本のナショナルチームに入るためは表彰台獲得は必須なので目標にしていた。

スタートしてレースはスローペースで進んだ。逃げができることはなかったので集団先頭を位置取ってレースを進めた。3月の西日本チャレンジロードのスピード感を体感していたのでかなり楽だった。エリートのレースに経験してて良かったと思った。2周回目に入る時に補給のサポートがどこにいるか分からないまま通過してしまった。


2周目からペースが上がったが、4名の逃げができ集団はまた落ち着いた。逃げに乗ろうかと思ったが、まだレース序盤であり逃げても疲弊するだけだと思ったので乗らなかった。集団前方でペースを維持しながら補給にも気をつけていた。1周回目で分からなかった補給のサポートを確認することができて補給の場所を特定できたことは良かった。

3周目付近から気温がぐっと上がったように感じた。補給不足を想定して水分補給やエネルギー補給が怠らないように積極的に意識した。この周からほぼ毎周回ボトル交換は行なっていたと思う。それくらいの暑さだったので、熱中症にもならないように掛水などにも意識をした。


5周目からの三段坂から集団が活性化した。アタッカがかかったのか前方を確認することができなかったが、かなりのペースで登りを登った。この周回からレースが本格的にふるいにかけられるようになった。どんどん暑くなっていくなか集中力を切らさないように集中して食らいついた。

6周目から疲労感を感じるようになってきた。暑さ対策に掛水を行ったり、補給も疎かにならないように細心の注意を払った。結果から6周目から最終周までペースが上がっていくことになる。ここから正念場と感じ、下りは正確且つ慎重に走った。集団内で落車がところどころ起こっていたが、幸いにも自分が巻き込まれることはなかった。集中力が切れかけているのかフラフラする選手を見かけたので前の方に行き、落車のリスクを避けるようにした。


7周目に一気キツくなったの感じた。それまで走れていたのに知らないうちに大きなダメージを受けていたのだと思う。回復するために専念した。逃げは少人数の逃げしかできなかったので決定的な逃げはできなかった。少し様子を見るために集団中央に位置し回復するようにと心掛けた。

8周目の展望台前で逃げができた。これには乗るしかないと感じたが、力不足で乗ることができずに見送ってしまった。有力選手含むが8名くらいの逃げで残りの距離を考えたら乗る方が良かった。感覚では分かっていたが、身体が動かなかった。



9周目と続き、最終周回に入り直前の補給で集団後方まで落としてしまい下りは攻めた。攻めたことによって集団の位置取りでも良いところまで行ったが、三段坂でのペースアップに対応できず千切れてしまった。千切れてからは単独で走行し、できる限り踏むことを意識した。下りで2名パスしラストの直線でも1名パスし34位でゴールした。

キツいレースだった。身体も気持ちも本当にキツかった。力不足過ぎて話にならなかった。本気で優勝を目指していただけにメンタル的にもかなりキツかった。たが今の実力が結果の通りだ。

実際に力が敵わなかった。応援、サポートして下さる方たちに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。中々努力が報われない。結果を残すことの難しさを改めて痛感した。そのくらいの覚悟で挑んだレースだった。

来年に向けてリベンジすることを誓って会場を後にした。また強くなって戻ってきたい。来年は不安要素がないくらい強くなってレースに挑みたい。ロードレースの日本1はまた挑戦する。来年に向けて1から頑張ろうと心に刻んだ。



今年の全日本ロードは終わってしまったが、まだインカレや全日本MTBなどの全日本レベルの大会がある。まずはその大会に向けて今年は頑張っていこうと思う。次の大会は今週末に行われる全日本学生トラック。オリンピック会場の伊豆ベロドロームで行われる。オリンピック会場でレースができることにとても楽しみだ。

沢山の応援、サポートありがとうございました。

高本亮太

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