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かさぶた日記-プロローグ-

かさ‐ぶた【×瘡蓋/×痂】
傷などの表面に、にじみ出た漿液 (しょうえき) ・膿 (うみ) ・血液などが乾いて固まってできる皮。痂皮 (かひ) 。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

新たな知識や感情を得ることは
喜びと同時にそれまでの自分を疑うきっかけになる。
それを傷の側面で捉えるならば、
膿が乾いて固まり、
剥けたときにより強い皮膚になっているだろう。

血が固まる前に触ってしまった傷
ふいに指が引っかかって剝がしてしまったかさぶた

子供のころと比べるとずいぶんかさぶたを作ることは少なくなったが、その分だけ確かにそれは心へと変遷している。

傷を抱えている。
多くの場合それを他者にゆだねず、
自分をただ「見つめる」だけで
時間がそれを癒すことを待ち、期待した。
それができなくなることは弱さなのだろうか。

弱さを受け入れて
今の自分を「見つめる」。
変わっていく。変えていく。

そんな日記をぼちぼち書いていこうと思います。
題して「かさぶた日記」。













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