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環境読みの末たどり着いた赤黒邪王門の話

1.はじめに

はじめまして!愛知県DMPのターリョと申します!

今回、紹介したいデッキは先日行われたDM大公認大会で優勝🏅DM大学甲子園でBest8を取った赤黒邪王門になります!

僕は元から赤黒邪王門が好きで友達とのフリーや店舗大会でも良く使っていました。

その頃使っていたデッキリストがこちら!赤黒邪王門のテンプレに近い構築となっております。

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2.赤黒邪王門の問題点

しかし、このデッキでは今の環境デッキに勝ち越すことはできませんでした。この理由が以下の3点です。

・メタが何ひとつなく相手に先に動かれれば普通に負ける(ボルシャック、5C等)

・コダマンマでシールド回収してる内に「赤単」「ドギラゴン閃」に轢き殺される

・そもそも受けが邪王門4枚に頼りきっていて引けない試合は負けるし引けてもケアされて負ける

と、この様な具合です、、

ここで、僕は思い付きました!

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速攻デッキに裏目になるコダマンマ抜いて、最強メタのテスタロッサ入れればいいんじゃなないか、、と

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そしてテスタロッサの採用によって、相手の動きを阻害しつつこちらは打点を溜めながら自分のシールドを無くしていき、「バルチュリス」「邪王門」を絡めてゲームを決めるという必殺パターンを通す事が出来る様になりました。

僕がDM大で優勝できたのもこのカードの存在が大きいです!

また、この赤黒邪王門というデッキタイプは自由枠が本当に多く盾回収で手札も増える事からいくらでもデッキタイプを変えられるというメリットもあります!

そしてテスタロッサを採用しつつ、自分なりにデッキを組んでできた結論構築がこちらになります!



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3.各対面でのプレイング・キーカード解説


ギャラクシールド:微有利 キーカード:獄鬼夜城、カンゴク、ガシャド髑髏

一見有利に見えますが、早期に盾騎士等を展開されて鬼タイムを発動できない程の盾を形成されるとそのままズルズルと負けて行きます。なので早めに「カンゴク」「ガシャド髑髏」を展開し自分の盾を無くす勢いで回収していって、鬼タイムが発動したタイミングか相手がジョー星を張ったタイミングで「獄鬼夜城」を張り一気に詰めて行きましょう!相手は必ず「獄鬼夜城」を嫌がって「ジョー星」で張り替えてくるので複数枚の「獄鬼夜城」を抱えるプレイングが理想です!

赤単:有利 キーカード:邪王門、天邪閣、ハヤブサマル

赤単はめちゃくちゃ有利です!正直受けが邪王門しか無い状態だと不利に入る程なんですが、天邪閣(全体パワーマイナス2000)ハヤブサマルによってほぼほぼ負けずカウンターを決める事ができます。赤単に対しては、どれだけターンを稼いで受け札を引き込めるかの勝負になるので2ターン目カンゴクだけは出さない様にしましょう。相手のキルターンが早まってしまいます。

ラッカキラスター:微有利 キーカード:テスタロッサ、バサラ、ハヤブサマル、GWD

ラッカキラスター対面ではテスタロッサが採用されている事でかなり戦いやすくなっています!基本は「カンゴク」「ガシャド」「バクロ」を使って早期に決着をつけに行きます。相手の可憐やシャッフはGWDで倒しましょう。邪王門はシャッフでケアされるので天邪閣の方を多めに抱えてハヤブサマルと合わせて耐久します。耐久できたらバサラを展開し盤面・シールドを崩していってカウンターを仕掛けます!

ボルシャック:5分 キーカード:テスタロッサ、ガシャド髑髏、バルチュリス

ボルシャックは5分になります。序盤は盾回収ムーブをしていき相手が仕掛けてきそうなタイミングでテスタロッサを出しましょう!そして時間を稼いでる内に打点を揃えて殴ります。ボルシャックとの対面で1番重要なのは殴り方です。いかに「ボルドギ」「スーパースパーク」をケアした詰め方が出来るかが重要になってくるので早期にちょこちょこ削ってスパークを先に踏むなり「バルチュリス」「邪王門」を使ってケアするなりして勝ち切りましょう!

ゼロルピアジョー星(鳥無しも含む):有利 キーカード:獄鬼夜城、GWD

ゼロルピアジョー星は有利です!雑に「カンゴク」「ガシャド」を立ててビートして行き相手がジョー星立ててきたら獄鬼夜城で張り替えていきます。ゲンムエンペラーが若干怖いのでGWDで相手の頭数を減らしながら殴るとより良いと思います。地味に獄鬼夜城で「お茶はいかがですか」もケアできるので覚えておきましょう!

5Cコン、0Cコン:微不利 キーカード:獄鬼夜城、テスタロッサ、バルチュリス

5Cコンは体感だと若干不利です。0Cには獄鬼夜城張り替えが若干刺さる事と受けが控えめなので5Cよりも勝ちやすいと思われます。テスタロッサで「ドラサイ」「ネバー」による展開を遅らせる事ができるのでその間に打点を揃えて殴りましょう。邪王門はとこしえで封殺されますがバルチュリスの通りがいいので積極的にバルチュリスプランを使って攻めていきましょう。ちなみに獄鬼夜城でexライフを咎める事ができます。

シータ閃:5分 キーカード:テスタロッサ、ガシャド髑髏、バルチュリス、バサラ、ハヤブサ

シータ閃にはテスタロッサが入ったおかげで5分まで持っていけました。2ターン目に「カンゴク」を出すプレイングは裏目になる事が多いので、動くとしたら獄鬼夜城を張るかテスタロッサを出しましょう。動かない選択もアリだと思います。ガシャド髑髏はノメノンでもカツキングでも殴られる心配が無いので積極的に出して行きましょう。超英雄タイムで倒される点は割り切りです。そして隙を見てケアのしづらいバルチュリスで攻めていきます。いかんせん「アルカディアスモモキング」がきついのでハヤブサマルを引けたらハンドにキープして相手のジャスキルをずらし、返しのターンでバサラを出しながら過剰打点で決めていくのが勝ちやすいと思われます。

4.各カードの解説、採用枚数

1.カンゴク入道 4枚

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めちゃくちゃ強いです!赤単やシータ閃に対しては出す事は少ないですが、それ以外の対面においては2ターン目の動きとして1番強いです!従来のコダマンマ系だと2ターン目「コダマンマ」3ターン目「ガシャド」4ターン目「バクロ」と動いても盾が1枚残り邪王門を使えませんでした。しかし、カンゴクならば同じ動きで盾を0枚にし、邪王門も絡めながら詰められるので本当に強いです!地味にパワー5000も邪王門と相性がよく4枚必須のカードです!

2.赤い稲妻テスタロッサ 4枚

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このデッキ唯一のメタカードです!このカードのおかげで対抗できるデッキが増えたのでスーパーカードです!2ターン目に出すと高確率で除去されるので相手の動き出したいタイミングで出す事で相手のテンポロスを狙えます。また、バトル中4000という効果も邪王門と噛み合っています!

3.極悪!獄鬼夜城 3枚

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ジョー星、ギャラクシールドをメタにメタった最強のD 2フィールドです。効果が複雑でわかりづらいので軽く補足しておくと、クリーチャーが攻撃していればターンプレーヤーはそのターンの終わりに敵味方関係なくどこかのシールドを1枚選び手札に加えさせる事ができるというものです。つまり相手のシールドも減らせるし、自分のシールドを回収する事もできるということです。(ちなみにSトリガーは使えます)また、これはブレイクではなく手札に加えさせるという効果なのでブレイク置換効果(主に「雷光の聖騎士」「シールドセイバー」等)を貫通できる事も覚えておきましょう。強気に4枚もありですが、かさばると弱い事や多色が多すぎる事、盾回収で割と引き込める事から3枚に抑えています。

4.「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏 4枚

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パワーが3コストとは思えないえげつなさです、、どの対面においても3ターン目にプレイするカードとして1番強いです。もし、2ターン目に動けなかったとしても3ターン目「ガシャド」4ターン目「バクロ」からバクロ1点行けば鬼タイムが発動するので、残りの4枚を割りながらバルチュリスを通す事ができます。3枚の構築が多いですが、「除去のしにくさ」「打点としての優秀さ」「邪王門から捲れればほぼ確定除去」という点から4枚採用しています。

5.「貪」の鬼 バクロ法師 4枚

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このデッキの主役、切り札カードです!とりあえず出しておくというよりは勝負所を見極めて出すカードです。一応パワーアタッカーが付いていますが素のパワーは低く除去されやすいので相手の盾を割る為のカードという感じです。このカードを引けるかどうかでキルターンが変わってくるので4枚必須だと思います。

6.乱振舞神G・W・D   3枚

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主にメタクリーチャーの除去や、赤単・ジョー星に対して頭数を減らす為に使います!バトル勝利時の1ドローも偉く、邪王門から捲れた時に邪王門バトルと出た時バトルで最大2ドローできるため新たな邪王門を引き込んだりハヤブサマルを引き込んだりする事ができます!SAも持っているので「ガシャド」と合わせて詰めにも使えます!試合中、1枚引ければいいカードなので3枚に抑えています。

7.バサラ 4枚

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このデッキにおいて様々な使い道のある優秀なカードです!まず、邪王門から捲れた時に「革命0」と合わせて相手の盤面とシールドを削る事ができます!選ばれないクリーチャーも除去する事ができるので覚えておきましょう!また、「侵略ZERO」も強力で主にキラスター、ボルシャック、シータ閃に対して攻撃の起点として大きな役割を担ってくれています。出るのが相手ターンの終わりなのでメタに引っかかりづらいのもポイント高いです!初手ではマナに置く事が多いですが、このデッキのパワーを底上げするカードなので個人的に4枚確定だと思ってます!

8.単騎連射マグナム 1枚

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個人的に入れ得なカードだと思ってます!盾回収する事から引き込める試合が多いのでマグナムを添えて殴るプランがそこそこ通ります。また、邪王門からも出せるので攻めの邪王門の時に「バサラ」と合わせて是非とも出したいカードの1枚です。殿堂なので1枚採用です!

9.光牙忍ハヤブサマル 1枚

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このデッキに革命を起こしたカードだと思います!このデッキの性質上、相手はいかにして邪王門を突破するかを考えて殴ってきます。その死角からハヤブサマルを差し込む事で相手の攻めのプランが大幅に崩れ攻めきれず、返しのターンに「バサラ」「バクロ」等で勝てる試合が多くありました。特に「ガシャド髑髏」をブロッカーにする動きが強く、相手の「アルモモ」や「キラスター」等の厄介なカードを除去する事ができるので本当にこのカードは入れた方がいいと思います!殿堂なので1枚採用です!

10.龍装者バルチュリス 4枚

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除去系のトリガーやスパーク系のトリガーをケアできる最強の詰め札です!バルチュリスプランは色々あるので4キルルートを少しご紹介します。

【パターン1】2ターン目「カンゴク」3ターン目「ガシャド」4ターン目「カンゴク1点」「ガシャド4点」「バルチュリス」

【パターン2】2ターン目「獄鬼夜城」or「テスタロッサ」3ターン目「ガシャド」4ターン目「バクロ」「バクロ1点」「ガシャド4点」「バルチュリス」

【パターン3】2ターン目「カンゴク」3ターン目「テスタロッサ等」「カンゴク1点」4ターン目「バクロ」「カンゴク1点」「バクロ3点」「バルチュリス」

などです。バルチュリスは必ず引き込みたいカードなので4枚採用です!

11.戯具ヴァイモデル 1枚

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正直ここは自由枠で、「ハヤブサ」「マグナム」辺りを釣ってきたら強そうだな〜と思って実験的に採用したのですが、あんまり強くなかったです、、色のバランス的に黒単色が欲しいので入れるなら「ジャドク丸」「ツルハシ童子」辺りが候補に上がってくると思います。

12.百鬼の天邪閣 3枚

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鬼エンドでクリーチャー攻撃時に相手の全体パワー-2000を行う受け札です。赤単に有利が付いている最大のポイントです。ターン中常にマイナスがかかるので我我我が離れた後の下のカードを破壊する事ができます。また、このデッキの天敵であるオニカマスでのダイレクトにも対応しています。3枚は過剰だと感じたので2枚でもいいかも知れません!

14.百鬼の邪王門 4枚

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このデッキのコンセプト、攻めにも受けにも使える最強のカードです!僕も最初勘違いしていたんですが出せるのは墓地全てからではなく捲った4枚からなので間違えないようにしましょう。主に受けの邪王門と攻めの邪王門があるのですが、受けでは「ガシャド」「GWD」「バサラ」攻めでは「バクロ」「GWD」「バサラ」「マグナム」辺りを出す事が多いです。対面によっては腐る事も多いので通らないと思えば思い切ってマナ置きもありです!このカードは4枚必須になります!

以上でカード解説終了です!長々と書きましたが読んで頂きありがとうございました!!また書きたい事が見つかったら随時更新していこうと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。それではまた!!

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