世界選手権レースまでの裏側


400m予選の前日

それまでの準備、そして前日刺激も終え体の状態は万全に近かったと思います。

そして昼前にはホテルに戻り、あとはレースのを待つだけだという状況でした。
そんな時に僕の心境に変化がありました、それまでのパリでの過ごし方としては、極力レースのことを考えないようにしていました。それはレースのイメージをしてしまうと、それだけで心拍数が上がり虚空が浅くなり、体が疲れてしまうからです。だから試合まではほかのことに意識を向けるように心がけていました。その日までは上手くコントロールできていたのですが、大舞台でのプレッシャーなのかそれまで通りに過ごしていたとしても、気が付くと頭の中ではレースのイメージが繰り返され心拍数が上がるなんてことが続きました。
夜、眠ってからもその感覚は続き夜中1時間2時間おきに目が覚めていました。レース自体が夕方だったので、午後に虚偽場に向かうまで、ホテルにいましたが前日よりはましなものの当日もレースのことを考えないkとに必死でした。お昼は日本選手団はホテルの一つの部屋に集まって食事をするのですが、そのだんらんの時間がこれほど一生続いてくれと思ったことはありませんでした、

それほどに世界選手権、日本代表という存在は初出場の僕に対しても容赦なくのしかかってきました。
それほどに辛く、心も体も削り取られる場所であったことには違いありません、

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