序章 始まり編|The Beginning 『5 再びの神』
ラウル率いる神の軍と魔王軍の戦いは激しさを増し、謎の奴と互角に渡り合い、剣を何とか奴に当てようと振っている。
謎の幹部は素早く、相手は腕だが俊敏に攻撃を繰り出している。
そして一回一回の攻撃が非常に重く、鎧を纏っているラウルでも嫌でも後ろに体が引いてしまう。
「くッ――ハァァァッ!」柄を強く握り、自身の体に流れる光の力を剣に流し、黄金の刀身が光り出した。
この世界の剣技とは、刀身に自らの力を流しすことで剣技を使う。
明光流派・純技――《穿光《シャイニ