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専門化する世の中と転用する考え

おはようございます!ダウン症に特化した小児リハビリをしている理学療法士の胡崎亮介です。
4児の父親で、次男がダウン症(小学校3年生)理学療法士という、リハビリの仕事をしています。
ダウン症に特化した訪問看護ステーション
ダウン症に特化したオンライン講座
を大阪府堺市で運営しています。


Noteでは、ダウン症に関すること育児に関することリハビリや仕事に関することを日々投稿していこうと思います。


今回のテーマは
「専門化する世の中と転用する考え方」
の内容で、お話させて頂きます。



僕の職種は「理学療法士」というリハビリに関する仕事です。

医療のなかでいうこの職種は
範囲として「高齢者・成人」から「小児」という
年齢に分けられた区分があります。
(子どもが病院に行くときに小児科、大人だと一般診療所を選ぶような感じですね。)

また、その中にも内科・外科・整形外科などなど
同じ年齢層区分の中でも、診療科目が分けられています


これらはすべて「専門化」している
ということだと思います
自分にとって困っていると感じる事に対して
答えてくれる所を選んで行くわけですね。

例えば足を捻って痛めているのに
脳神経外科には行かないと思います
おそらくその時は整形外科を選んで行くと思います。

特に最近の傾向としても
内科の中でも「消化器内科」「呼吸器内科」など
さらに細分化した専門化がされていると感じます。


なので、先ほどの足を痛めている例えの話だと
「足を専門とした整形外科」
というのも見かけるようになりました。


ここ最近の専門化の傾向は
他の所でもみられていて

高齢者施設などでは
「パーキンソン病専門ハウス」
といったような、ある特定の疾病の方限定の施設などがでてきていて
テレビでCMされているのを見かけます。

こんな感じで、世の中の傾向としても色んな分野で「専門化」がすすんでいるように思います。


僕たちが今している
「ダウン症に特化した訪問看護」
「ダウン症に特化したオンライン講座」

というのも、今後は珍しくなくなるかもしれませんね。


さて、ではそんな世の中の行く先はどうなるのでしょう?
専門化して尖っていく事がゴールなのでしょうか?

多分、それは1つのゴールではあると思いますが
結局は「全体を見る」という事にしかゴールはないんじゃないかと
僕個人的には思っています。


どういうことかと言うと
専門化して
身体のパーツごとのプロフェッショナル
疾患ごとのプロフェッショナルができても


見ているのは「人」なんです。
話しているのは「人」なんです。

人はパーツを整備したい訳ではなく
疾病のみをどうにかしたい訳ではなく

それによって生じている、不協和音を
自分にとって快適な状態にしたい。

そうするとおのずと、人全体をみていくことになります。

これは体の事だけでなく、心のことも同じです。

そうして考えていくと専門化していく先には
もう一周まわって、総合的な視点が必要だと。
つまりは専門を転用していくことが必要なのかなと思っています。

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