映画『シティハンター』を観て
これも友達の紹介。だいぶ昔のアニメのリメイクが、まずアメリカ(?)であって、最近日本でも映画化されたようだ。
男と女が、殺し屋(?)たちから、少女を守る話。警察とかも動く。
歌舞伎町が舞台だ。遊び人の主人公の、女の子たちとのやりとりが、軽快だった。
なにかとトラブルに巻き込まれながらも、主人公は、女にケツを叩かれながら、救出に向けて動いていく。
そして、最後はめでたく救出成功、的な流れだったと思う。
鈴木亮平かっこよかった。遊び人なんだけれども、下品じゃない。めちゃくちゃ下ネタ連発するのだけれど、それも下品じゃない。これは真似できない、と思う。鈴木亮平にしかできない芸当だ。
女の口説き方、というのも参考にできる部分があった。恋愛本で「女の前で自分の中のいろんな面を見せる」ことで口説く、というのを読んだことがあるが、まさにそれのモデルだと思う。
時に真面目に真剣に、時に砕けてお調子者に、だけどそれもしつこすぎない。素早く転換、相手をちゃんと見る、口説きのお手本だ。
女の方は、一般的にはそんな人気でないんじゃいかって気がする人だったのだけれど、個人的には面白かった。
結構変わってると思う。情熱的なのだけれど、どこか冷たくそっけなかったり、思いやりのある人物だけれど、やたらと好戦的であったりと、難しい。
高校の時の担任も思い出した。彼女も、生徒を情熱的に守ってくれることもあったが、なんだか気難しくて、嫌われていることも多かった。空気が読めないところがあるのかもしれない。
案外好きなタイプなのかもしれない。モリタミサトという女優らしい。唇が分厚いのも、官能的で好きだ。
人が簡単に死んでいく映画だった。エンタメだから仕方ないのかもしれない。
主人公たちがご機嫌にやっていく中で、悪役とは言え人の命が簡単に奪われまくっていくのは、なんだか観てられないような気持ちもした。
だけどアクションシーンは見ていて興奮するし、うーん好きなのか嫌いなのか自分でよく判断がつかない。
この主人公のような軽やかな社交人に、どこか憧れのような気持ちを抱いているのかもしれない。昔、そういうの真似して痛い目を見たこともあった気がする。
真面目な作品ばかりじゃなくて、たまにはこういうアクションやユーモアに溢れた作品も悪くないな、と思った。
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