5/3②「高校時代の友達の飲みに行った」
高校時代の友達と、昼から飲んだ。昼から友達と飲むのは、もしかしたら初めてかもしれない。振り返って、感想とかを書いていく。
13時に、高校の最寄駅に集合した。しばらく商店街をぶらりと歩き、地元で有名な天ぷら屋に入った。
有名なだけあって、そこの天ぷらは美味しかった。まず出汁が美味かったし、具材も美味かった。揚げ方とかにも、工夫があるのかもしれない。
暖かい春の昼間から、ビールのジョッキで乾杯。なんて平和で贅沢な時間だろう。こんなことが、出来ない人というのが、世の中にはたくさんいるんだろうな、なんてことにも少し思いを巡らせた。
まずは近況報告。と言っても、特に大きな変化をしている奴はいなかったと思う。言い忘れていたが、全員男だ。
男たちで集まると、なんだか毎回最初の方に、気恥ずかしさというか、すぐに打ち解けられない気持ちを感じるのは、俺だけだろうか。
男はほとんどコミュ障なんて話もあるが、最近本当だと思う。そういえば、ゴルフの話もあがったが、あれも本当は、ただ友達と交流するために、みんなやってるんじゃないだろうが。
つまり、「話したいから会おう」と言えないのだ。「今度ゴルフ行こう」の方が、誘いやすい。楽に言える。そんな単純な理由で、多くのおっさんは結構ハードなゴルフをやっているじゃないだろうか。
天ぷら屋を出て、カラオケへ。高校時代にも、同じ様なメンバーで何度も通った馴染みの店だ。
案外、騒ぐことはせず、最初のうちはまじめにマイクを回して、一人ずつ歌っていった。前は選曲の時に俺は悩む癖があったが、前よりも直観に従って、パッと選べる様になった様に思う。
だんだんと盛り上がってきて、一つの歌を共有して歌う様になってきたりもした。ポップスから、ヒップホップやレゲエも歌う様になっていった。
ポップスよりも、そういうジャンルの音楽の方が、歌っていて気持ちよかった。何を言っているのかよくわからずに歌っている部分もあったが。
そっからもう二人合流して、海鮮居酒屋へ。ここで少しして、トイレで吐いた。今日家を出る前に、酒の戦略について確認していたはずなのに、やっぱりやってしまった。
合流したのが、社会人をやっている奴と、独立してビジネスをやっている奴の二人だったので、そこからは仕事の話が多くなった。
技術的な話となると、前提知識や、論理的思考力の不足で、理解できずに楽しめない話もあったが、もっと本質的な生き方や人生論的な話は、面白かった。
ゾーンに入る、とでもいうのだろうか。何か人生において、自分が問われているものを見出し、使命感を持ってそれに真剣に取り組めている人、というのは、幸せなんじゃないか、という話があった。
これは、最近俺が念頭に置いている「フロー」という概念と近い様な話に思えたし、全くもって同意できた。
なにより、友達が、人生について、真剣に考えている、ということが感じ取れた。それが、同志感情、とでもいうのだろうか。伴走者を見つけた様な気持ちがして、励みになった。
こういう友達が今いるというのは、とてもありがたいことだと思うので、もっと自分から積極的に、交流の機会を仕掛けていけたらいいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?