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5/16「友達と電話」
久しぶりに話す、高校時代の友達。彼は博士を目指して大学院で研究をしている。あと、理学療法士の仕事もしている。
なんだか返信も早いし、電話したがっているのが伝わってきて、やりやすかった。約束してた時間になると、向こうから連絡が来たりする。こういうのありがたい。
仕事帰りだった。スーツにシャツのまま、手早くパスタを作り、食べながら話していた。もしかして、俺が21時に電話したいと言ったから、それに合わせて帰ってきてくれていたのかもしれない。
度量の広いやつだ。それと同時に、寂しがり屋でもあるのかもしれない。研究室の仲間が、教授のひどいパワハラで辞めていき、周りに友達がいない、ということを自分でも言ってた。
最近考えていることを話した。今の生活をできるだけそのまま伝えて、反射をもらって、何か修正できるところや改善できるところが一つでも見つかればいいな、という気持ちだった。
でも思い返せば特に見つからなかったような気もする。ただ、今の自分を見せて、感想は聞いたので、無意識でも何か変容していく部分は少しはあるのではないかとも思う。
それと、なぜか政治の話になったりもした。彼は政治に少し詳しかった。バイタリティがあるし、目立ちたがり屋なところも少しあるので、そういうのに普段から興味を持っているのかもしれない。
学者から、政治家を目指せないものか、みたいな提案をした。いまおもえば、どういう立場から提案していたのかと少し自分に呆れる。
まあ、当然共通の友だちの話も出る。こういうのが、友達ネットワークの、凄くて強いところなんだと思う。
一人の友達から、分岐して、何人もの話題が出る。そこで、自然に友達についてのじょうほうや、新しいフックが手に入る。結果として、運気が上がる、と言ったところだろうか。
あと、彼の彼女の話も出た。一応夏ぐらいに彼の下宿先に遊びにいく予定をしているので、彼女とも会いたいなー、という話をした。流石に下心は、そんなにない、つもりである。
彼は俺にとって話しやすい友達だ。なんというか、エモさみたいなものが少ない分、さっぱりしていて、かえってなんでも話しやすい、という感じがある。
俺も、優しさは少し苦手なのかもしれない。でも、愛されたい気持ちは人一倍ある。やや難しいのかもしれない。ただ、彼にもどこか同じようなものは感じる、気もする。
今何が1番欲しいか、というと、モテることだなー、というような話もした。これも、話しやすい彼だからこそ、恥ずかしがらずに自然に打ち明けられたのかもしれない。
それも、男にも女にもモテたい。すなわち、人に好かれたい、という意味でのモテだ。
自分の性質的にも、これまでの経験的にも、この目的というのは、それなりに向いてるんじゃないか、とは思う。
それと、やっぱり人に会いたい。それが俺の一番の希望だと今は思っている。
まあ元気そうでよかった。メンタルはタフそうだけど傷つきやすい部分もあるようなので、あまり自分を追い込みすぎずに、やっていって欲しい。
それと、いい友達、というのは間違いなく人生の宝だ、とつくづく思う。
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