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歴史家を夢見て、なぜかJ〇職員に、そして脱サラ、作家の道へ⑤

皆さん、お疲れサマージャンボ。
作家の井川です。

前回の話の続きになります。
J〇バンクを退職した私は、晴れてフリーランスの道のりを歩み始めます。
普通、仕事を辞める時は、すでに転職先を見つけている、あるいは、転職活動をすることを前提に退職するのが一般的だと思います。
しかし、当時の私はどちらもすることなく、何も考えずに退職しました。たぶん、後先考えられない状況だったのでしょう。
当然、当面の収入の目途はありません。そこで、退職した翌日に向かった先は、市役所でした。
そう、国民年金保険料の猶予の申請です。勤めていない以上、必然的に厚生年金から、国民年金に切り替わるわけでして、否が応でも毎月1万6000円ちょっとの請求がきます。無収入の私にそんな大金、払えるわけではありません。
国民の義務とはいえ、この時は本当に年金制度と、国を恨みました。しかし、恨んだところで、請求が来なくなるわけでもない。私は早速、市役所に年金の猶予申請に向かいました。

以前は仕事でスーツを着て、市役所に行っていた私が、今度はスポーツウェアで年金手帳片手に、国民年金の猶予の申請に行くのですから、人生何があるか分からないと、感慨深いものを感じました。
役所のおばさん曰く、私は親父の収入があるからどうたらみたいな、わけの分からないことを言ってましたが、どうやら全額免除は難しいらしく、あくまで納付の猶予らしいです。
まあ、当面は払わなくて済みそうなので、私としてはどちらでもよかったわけです。納めようが、滞納しようが、どうせ私がじーさんになった頃にはもらえんのだろうし。

年金の猶予を終えたその足で、私はジョーシン電気にガンプラを買いに行きました。ガンプラとは機動戦士ガンダムのプラモデルです。小中学生の時にはまり、時が経ち再び再燃しました。

私が好むのは主にHGUCという1/144サイズの飾るのにちょうどいいサイズであり、ザクやドムなどの量産機です。量産型のサラリーマンになり損ねた私ですが、量産機は大好きです。

母の多肉植物と一緒に飾るといい感じのインテリアになる

子供の頃は素組み(説明書通りに組み立てるだけ)でしたが、今の私は時間だけは(金はない)ある身。墨入れや、つや消し、部分塗装にも挑戦し、作品のクオリティアップを目指しました。世間や社会の暗いニュースや不景気に干渉されず、ガンプラ作りに没頭する時間は、とても幸せな時間でした。


100均の金魚鉢に砂を入れて、砂漠のジオラマを再現

さあ、ガンプラ作りにはまったんだから、次こそは作家を目指し始めるんだろうと思ったことでしょう。それはまだ先、次は筋トレにはまります。

⑥に続く。

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